この記事では、留学する際に必要になることもあるTOEFLについてまとめたものです。
TOEFLとは?
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカやカナダの大学やカレッジなどの高等教育機関で入学基準として認められている試験です。
1964年に、英語を母国語としない人々の英語力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるETS(Educational Testing Service)により開発され、以来40年以上にわたって、客観的かつ正確なアカデミック英語テストとして広く採用されています。
TOEFLテストは世界中の英語検定テストの中で、最も幅広い国々で受け入れられているテストです。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼ全ての大学をはじめとした、130カ国8,500以上の機関が、TOEFLテストスコアを英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として利用しています。
世界中で毎年100万人近く、TOEFLテスト開始からこれまでに約2,700万人以上が受験しています。
TOEFLテストの種類
TOEFLテストには、TOEFL PBT(ペーパー版TOEFLテスト)とTOEFL iBT(インターネット版TOEFLテスト)があります。現在、日本ではTOEFL iBTが実施されており、TOEFL PBTは2007年11月以降実施されていません。
また、TOEFLテストと相関性の高い団体向けテストプログラムとして、TOEFL ITPテスト(Institutional Test Program)があります。TOEFL ITPテストのスコアは学内プログラムの効果測定やプレースメント(クラス分け)などに利用されています。
ただし、留学をする場合は公式テストのみが採用され、ITPテストは認められない場合がほとんどです。
TOEFL PBT/CBT/iBTのスコア比較表はこちら >>>
TOEFLのテスト内容
テストは、Reading、Listening、Speaking、Writingの4セクションで行われます。テストセンターで1人1台コンピュータが割り当てられ、全セクションコンピュータ上で受験します。
ListeningとSpeakingはマイク付きのヘッドセットを使用し、また、Writingはタイピングのみとなるため、受験の前に試験形式に十分慣れておくことが必須です。テストの所要時間は4時間~4.5時間です。
TOEFLのテスト会場
TOEFLは、日本国内の各地で実施されています。1ヶ月に3~4回のテストが実施されていますが、すべてのテスト会場で毎回テストが行われているわけではありません。
テスト会場によって試験実施日が異なりますので、確認が必要です。
TOEFLの申し込み方法と料金
申し込みは、ETSのTOEFL iBT公式ホームページからインターネットで行います。
申し込み日 | 受験料 |
受験の7日前まで | US$235 |
受験の3日前まで(オンライン)、前営業日の17時まで(電話) | US$275 |
テスト会場や日程の変更料 | US$60 |
※上記の料金は2019年3月19日現在のものです。受験料は変更されることもあるので、申し込む際には公式サイトで最新の情報を確認してください。