カナダビクトリア
ブリティッシュ・コロンビア州の州都、ビクトリアはカナダで最も美しい街と賞賛される街。Conde Nast Traveler’s Magazine誌によると、ビクトリアは「南北アメリカで最高の街」に、バンクーバー島は「北アメリカで最高の島」の評価を受けています。小さな田舎町なので他のカナダの都市と比べると治安が良いと言えるかもしれません。またバンクーバーやトロントとの物価の差はあまりないかも知れませんが家賃は少し抑えることができるようです。
ビクトリアはカナダで最も温暖な気候に恵まれ、安全でフレンドリーな街ですので暮らしやすく、カナダ国内からも移住者が後を絶ちません。住人や観光客はイギリスの様な街並み、建築物、博物館、先住民の文化、ホェールウォッチングやハイキング、クルージングなどのアクティビティを通年楽しんでいます。
ビクトリアの基本情報
ビクトリアはブリティッシュ コロンビア州の首都で、バンクーバー島の中でも岩がちな南端部に位置します。公園が多く、アウトドア レジャーで有名です。市内には、威厳に満ちたクレイグダロック城などのビクトリア様式の建物があり、イギリス領時代の面影が残っています。また市内には、幾何学模様で構成され、整然とした庭園がたくさんあり、中でもブッチャート ガーデンには、55 エーカーもの色鮮やかな花壇に、彫像や水路、メリーゴーラウンドが設置されています。
ビクトリアの学校一覧
ビクトリアの人口
397,237人(Census of Population 2021)
ビクトリアの地図
ビクトリアの生活情報
ブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアは歴史と雄大な自然との魅力を併せ持つ活気に溢れた街です。バンクーバー島の南端部に位置し、気候は温暖で春から夏にかけて色鮮やかな花々に囲まれた英国風な街並みからは、本土と違った風情を楽しむことができます。移民の数が多いことで有名なカナダですが、バンクーバーやトロントと比べると比較的少なく日本人の数もそんなに多くはないので英語を学習するには良い環境かも知れません。ビクトリア(ディパーチャーベイ)からバンクーバー(ホースシューベイ)まではフェリーで1時間40分ほどで行くことができます。
ビクトリア国際空港からダウンタウンまではタクシーで約30分ほどの距離です。
姉妹都市:岩手県盛岡市
時差について
<夏時間>
・タイムゾーンの名称:PDT 太平洋夏時間
・協定世界時との時差:UTC-7
・日本時間との時差:JST-16
日本とバンクーバーとの時差は16時間です。日本の方が16時間進んでいます。
<冬時間>
・タイムゾーンの名称:PST 太平洋時間
・協定世界時との時差:UTC-8
・日本時間との時差:JST-17
冬時間になると、日本の方が17時間進むようになります。
ビクトリアの気候
気候は地中海性気候で、カナダで最も温暖な気候です。
(各月の平均最高、最低気温 単位:℃)
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
最高 | 8 | 8 | 11 | 14 | 18 | 20 | 23 | 24 | 19 | 14 | 10 | 7 |
最低 | 3 | 3 | 4 | 6 | 8 | 10 | 11 | 12 | 10 | 7 | 4 | 3 |
ビクトリアの交通機関
ビクトリアには電車やモノレールなどは無く、基本的に市内の公共交通機関はバスになります。
バス料金の支払いは、現金、デイパス、10枚チケット、マンスリーパスになります。
近郊のシアトルやバンクーバーまでフェリーや飛行機が交通手段です。
BC Transit(英語)
ビクトリアの文化
英国のビクトリア女王と同じ名を持つこの都市はアフタヌーンティーやガーデニング、英国風の建造物と言った英国の文化が根付いています。カナダで最も温暖な気候なので一年を通して庭園では花が咲き乱れています。ロイヤルブリテッシュコロンビア博物館ではジオラマや模型で街の歴史を実体験ることができます。マンモスが居た時代を再現した原生林、クマやシカの等身大模型が並ぶエリア、原住民の生活を知ることのできるトーテンポールなどが並ぶエリア、そして100年前の街並みを再現されたエリアで様々な展示があります。小さな街なので歩いても十分に楽しめますが、議事堂から出発するキャリッジ(馬車)ツアーなどもあります。周辺の海は世界でも有数のオルカの生息地でもあるのでオルカやホェールウォッチングが楽しめます。
ビクトリア大学(UVic)は州立の大規模総合大学です。海外からの留学生も多く受け入れていて国際色が豊かです。
ビクトリアの食事
インナーハーバーの美しい眺めに目を奪われながら10分ほど歩くとフィッシャーマンズワーフです。フィッシャーマンズワーフのサクサク揚げたてフィッシュ&チップスは、魚がタラやサーモンなどから選ぶことができます。エビや牡蠣、シーフードチャウダーなどのビクトリアの海の幸を満喫できます。
ビクトリアパブリックマーケットはオーガニックのマーケットです。地元の農家が作った採れたての野菜や果物がカラフルに並んでいます。
イギリス文化の影響を受けたビクトリアではイギリス発祥のアフタヌーンティーを楽しめます。フェアモント・エンプレス・ホテルやブッチャート・ガーデン、色んな場所で提供しているので優雅なひとときを過ごしてみて下さい。
ビクトリアの生活
・インナーハーバー:州議事堂とエンプレスホテルに囲まれたハーバー沿いのエリアです。ガバメントストリートの街灯には美しい花カゴが吊られいつも美しい花が溢れています。
・ブリティッシュコロンビア州議事堂:現在も州議会が開かれる議事堂はインナーハーバーのシンボルです。イギリス生まれの建築家フランシス・ラッテンベリーにより設計され、1898年に完成しました。ドーム型の屋根が特徴的な、ネオバロック様式の建物です。夜は3000個以上の電球で議事堂がライトアップされます。
・ビーコン・ヒルパーク:ダウンタウンから徒歩約5分のビクトリア市民の憩いの場です。スポーツグラウンドや野外ステージ、バラ園、かつて世界一の高さを誇ったトーテムポールなどがあります。公園内では至るところでリスを見かけ、動物園付近には孔雀もそこら中を歩いています。
・バスチョン・スクエア:ダウンタウンの中心部に位置し1840年代にビクトリア砦が築かれた場所で、ビクトリア発祥の地と言えます。広場からはインナーハーバーが一望でき、レストラン、パブ、カフェが軒を連ねています。お天気の良い日にはテラス席でランチやカフェを楽しむのにお薦めです。
・ブッチャート・ガーデン:ビクトリアを代表する観光地で1年を通じてさまざまな花が楽しめる広大な庭園です。庭園はサンクンガーデン、ローズガーデン、イタリアンガーデン、日本庭園、地中海の庭と大きく5つに分けられて居ます。