- 1 make a long story short
- 2 a dime a dozen
- 3 hard nut to crack
- 4 give someone the cold shoulder
- 5 rocket science
- 6 keep one‘s chin up
- 7 Greek to me
- 8 keep one’s fingers crossed
- 9 on the same page
- 10 throw someone under the bus
- 11 twist someone’s arm
- 12 have a chip on one’s shoulder
- 13 bark up the wrong tree
- 14 It takes two to tango.
- 15 vice versa
- 16 a bad egg / a good egg
- 17 egg on one’s face
- 18 off one’s rocker
- 19 Break a leg!
- 20 Scrub your hands
- 21 bite one’s tongue
- 22 music to one’s ears
- 23 knock someone’s socks off
- 24 go out the window
- 25 butter up
make a long story short
<英会話の例>
サラのサプライズ誕生日パーティはどうだった?
まあ、簡単に言っちゃうと、彼女が事前にパーティのことを知ってしまって、サプライズは失敗に終わったんだ。
<意味>
「Make a long story short」は直訳すると「長い話を短くする」ということで、「簡単に言えば、かいつまんで話せば」という意味で、要点だけを伝えたい時に使えるフレーズです。
<例文>
- To make a long story short, I ran into Tony and we decided to go to the game together.
かいつまんで話せば、トニーに偶然出会って、それで一緒に試合を観に行ったんだ。 - I had a long day at work, dealing with one problem after another. But to make a long story short, I finally managed to solve the main issue and everything turned out fine.
仕事で一つの問題が終わるとすぐに次の問題が待っていて、長い一日だったんだ。でも要するに、最終的に主な問題を解決できて、全てうまくいったんだ。 - We got lost on our road trip, took a wrong turn, encountered bad weather, and had car trouble. Make a long story short, we arrived at our destination much later than planned.
ロードトリップ中に道に迷い、間違った道を選び、悪天候に巻き込まれ、車のトラブルも起こったんだ。要するに、予定よりもずっと遅れて目的地に着いたんだ。
<類似表現>
- to cut a long story short
- in a nutshell
- in short
a dime a dozen
<英会話の例>
友達に旅のお土産を買おうと思ってるんだけど。
これらのお土産はありふれているし価値もあまりないよ。もっと独自性のあるものを求めるなら、地元の市場を探してみるといいかもしれないよ。
<意味>
「a dime a dozen」というイディオムは「ありふれた、ありきたりの」という意味で、何かが普及していたり一般的であったりして、価値があまりないことを表現する際に使用されます。直訳すると「10セント硬貨(=ダイム)1枚で12個(=1ダース)買える」という意味になります。
<例文>
- These tea cups might look expensive, but they are a dime a dozen. You can get these everywhere.
このティーカップは高級っぽいけど大したことないの。どこででも買えるよ。 - These cheap smartphone cases are a dime a dozen at the mall.
これらの安価なスマートフォンケースはそのモールにたくさんあります。 - In the music industry, talented singers are a dime a dozen. It takes more than just a good voice to stand out.
音楽業界では、才能のある歌手はたくさんいます。目立つためには、単に良い声だけでは足りません。
<類似表現>
- ten a penny
- two a penny
hard nut to crack
<英会話の例>
最新の進捗はどうなっていますか?
そうですね、非常に難しい状況です。予期しない技術的な問題に直面し、スケジュールが延びました。
<意味>
「hard nut to crack」は直訳すると「割りにくい木の実」となりますが、解決が困難で複雑な問題や取り組むのが難しい課題を表現するイディオムで、「難しい問題や状況、扱いにくい人」を意味します。
<例文>
- This algebra equation is a hard nut to crack.
この代数方程式は難しい。 - I’ve been dating Katy for over a year, but still she’s a tough nut to crack!
ケイティとは1年以上付き合ってるけど、未だに彼女は手に負えないよ。 - She is a tough negotiator. Getting her to agree to our terms will be a hard nut to crack.
彼女は手ごわい交渉相手だよ。彼女に私たちの条件を受け入れてもらうのは、本当に難しい課題だ。
<類似表現>
- tough nut to crack
- gordian knot(ギリシャ神話にでてくるゴルディオスの結び目)
give someone the cold shoulder
<英会話の例>
ねえ、昨夜リサとデートしたって聞いたけど、どうだった?
そうなんだけど、彼女はずっと冷たい態度だったんだよ。とても気まずかったよ。
<意味>
「give the cold shoulder」は「無視する」「冷たい態度をとる」という意味です。語源は諸説あり、不親切や無関心のジェスチャーとして肩を回して背を向けることに由来しているという説や、歓迎されていない訪問者に羊肉や子牛の冷たい肩肉を提供したことに由来しているといったような説などがあります。
<例文>
- After I got the promotion, some of my colleagues started giving me the cold shoulder.
私が昇進してから、何人かの同僚は私によそよそしくなった。 - Despite her attempts to reconcile, he continued to give her the cold shoulder.
彼女が和解しようと試みても、彼は彼女を無視し続けた。 - After their argument, he gave his friend the cold shoulder for weeks.
口論の後、彼は数週間にわたり友人を無視した。
<類似表現>
- turn a cold shoulder to someone
- give someone the silent treatment
- keep someone at arm’s length
rocket science
<英会話の例>
何時間もこれひとつに悪戦苦闘しているよ。
落ち着いて。そんなに難しくないよ。
<意味>
rocket science(ロケット科学)は、難しいこと、高度な論理、難しい理屈という比喩で使われ、否定形にすることで、全然難しいことではないという意味で使われます。
<例文>
- Designing a website may be a lot of work but it’s not rocket science.
ウェブのデザインは大変だけど、そんなに難しいことじゃないよ。 - The job is challenging, but it’s not exactly rocket science.
仕事は大変だけど、めちゃくちゃ難しいということはないよ。 - Don’t worry, you’ll master this quickly, it’s not rocket science.
心配しないで、すぐにマスターできるよ。そんなに難しくないから。
keep one‘s chin up
<英会話の例>
聞いたんだけど、応募した仕事が受からなかったって。本当に残念だよ。
そうなんだ。悔しい知らせだったけど、あきらめずに前向きに考えて、他のチャンスを探し続けているよ。きっともっといいものがやってくると信じているんだ。
<意味>
「keep one‘s chin up」は直訳すると「アゴを上げて」となりますが、元気がなく下を向いている人に「頑張って!」と励ます時に使うフレーズです。
<例文>
- You’ll be okay. Keep your chin up!
大丈夫だよ!元気を出して! - I know things are tough right now but keep you chin up!
今は大変な時だけど、でも、頑張って! - She lost the competition, but she’s keeping her chin up and focusing on her next opportunity.
彼女は競技に負けたけれども、前向きな姿勢で次の機会に集中しています。
<類似表現>
- keep one’s spirits up
- stay positive
Greek to me
<英会話の例>
量子力学の講義に出席したって聞いたけど、どうだった?
ああ、完全に頭が混乱してしまったよ。教授が複雑な式や理論を説明していたんだけど、私にはまるでちんぶんかんぷんだったよ。
<意味>
「It’s all Greek to me.」は直訳すると「私にとってはギリシャ語です」となりますが、「全く意味がわからない」、「さっぱりわからない」という意味になります。
<例文>
- I tried reading that physics textbook, but it’s all Greek to me. I can’t make sense of any of it.
あの物理の教科書を読んでみたけど、私には全く理解不能だ。全然理解できないよ。 - This contract is written in such complicated language that it’s all Greek to me.
この契約書は用語が複雑なので、ちんぷんかんぷんだよ。 - I listened to their conversation about advanced calculus, but it was like Greek to me.
彼らの高度な微積分についての会話を聞いたけど、私にとってはギリシャ語みたいで全くわからなかった。
keep one’s fingers crossed
<英会話の例>
明日、就職面接があるの。すごく緊張するわ。
大丈夫、きっとうまくいくよ!応援してるから頑張ってね。
<意味>
「keep one’s fingers crossed」は「幸運を祈る」という表現です。これは、人差し指と中指を交差させて十字架の形を作ることで魔除けをするジェスチャーからきた言葉です。
<例文>
- Keep your fingers crossed!
幸運を祈っていて!
「Wish me luck!」と同じように使います。 - I’ll keep my fingers crossed!
幸運を祈ってるね!
こちらは「Good luck!」と同じです。
on the same page
<英会話の例>
チームとプロジェクトの詳細を話し合いましたか?
はい、昨日ミーティングを行って、みんなが理解していることを確認しました。
<意味>
「on the same page」は、共通の理解や合意を持っていることを表すイディオムです。直訳すると「同じページにいる」となりますが、同じ考えや意見を持っている、共通の目標や方針を持っている、同じ情報や知識を共有しているという意味で使います。
<例文>
- Before we start the meeting, I wanna make sure if we are on the same page.
会議を始める前に、状況を認識しているか確認します。 - Do you agree with me? So, we are on the page.
賛成ですか? では、同じ意見ということで。 - It’s important that we’re all on the same page about this.
これについては私たち全員が同じ認識でいることが重要です。
<類似表現>
- be singing from the same hymn sheet
- see eye to eye
throw someone under the bus
<英会話の例>
ねえ、化学のテストのこと聞いた?
いや、何があったの?
まあ、私たちのグループは一緒にやることになっていたんだけど、プロジェクトがうまくいかなかったとき、ジェーンは私たちに責任を押し付けて、全てのことを私たちのせいにしたの。
<意味>
「throw someone under the bus」というイディオムは、誰かが問題や責任を負わなければならない状況に直面した際に、自分自身を守るためにその責任や非難を他の人に押し付ける行為を指します。直訳すると「誰かをバスの下に投げる」と物騒ですが、「~に責任を押し付ける」「~を裏切る」「~を犠牲にする」「~を見捨てる」という意味で使われます。
<例文>
- Sarah forgot to bring the group project to class, but she threw her partner under the bus by claiming it was all his fault.
サラはグループのプロジェクトを授業に持って来るのを忘れましたが、彼女はパートナーのせいにしてすべて彼の責任だと主張しました。 - In order to avoid getting in trouble for cheating, Mark decided to throw his friends under the bus and claim that they all copied his answers.
カンニングによるトラブルを避けるため、マークは友達全員が彼の回答をコピーしたと主張して、彼らに責任を押し付けた。 - John made a mistake at work, but instead of taking responsibility, he threw his colleague under the bus to save himself.
ジョンは仕事でミスをしたが、自分自身を守るために責任を取らず、同僚に責任を押し付けた。
<類似表現>
- stab someone in the back:(~の背中を刺す)裏切る、不意打ちにする
- sell someone down the river:(~を川に売る)自分の利益のために人を裏切る
twist someone’s arm
<英会話の例>
ねえ、今夜のコンサートに来るの?
わからないな。本当に疲れていて、明日早朝に用事があるんだ。
いいじゃない、来てよ!すごい盛り上がるよ。もし必要なら、チケット買ってあげるから。
まあ、君にはまけちゃったな。君と行くよ。
<意味>
「twist someone’s arm」は直訳すると「腕を捻る」ですが、「強制する」、「無理強いをする」、「圧力をかける」という意味使われます。相手を説得するために圧力をかける、強要する、または強引に説得するという意味のイディオムです。
<例文>
- You’ll have to twist my arm to see that movie! I really don’t like the actor.
その映画を観たいなら強制的に連れて行かないとダメだね。その俳優ホント好きじゃないんだ。 - I didn’t want to go to the party, but my friends twisted my arm and convinced me to go.
私はパーティーに行きたくなかったけど、友達にしつこく説得されて行くことになった。 - The salesperson really knows how to twist people’s arms to get them to buy their products.
その販売員は無理やり商品を買わせる方法を熟知しているんだ。
have a chip on one’s shoulder
<英会話の例>
ねえ、今日のサラ、何か悩んでるみたいだよ。
今年、サッカーチームに選ばれなかったんだって。それで彼女、感情的になっているんだよ。
なるほどね。彼女、サッカーにはいつも情熱的だったよね。早く元気になるといいね。
<意味>
「have a chip on one’s shoulder」は直訳すると「肩に木片を載せる」となりますが、これは「喧嘩腰である」「怒りっぽい」「不満を感じている」という意味です。このイディオムは、怒りや不満を抱えている状態を表現します。特定の人や集団に対して何らかの感情的な態度を持っており、それに対する挑戦的な態度を示していることを意味しており、しばしば自分が不当に扱われていると感じている場合に使われることが多いです。
<例文>
- Do you still have a chip on your shoulder because of what happened last week?
先週のことで、まだ怒ってるの? - The coach criticized Tom’s performance during the game, and now he has a chip on his shoulder.
トムは試合中のパフォーマンスをコーチに批判されて、感情的になっている。 - Amanda’s constant complaints and confrontations with her classmates indicate that she always carries a chip on her shoulder.
アマンダは常に不満を持ち、同級生たちと対立しているが、彼女がすぐにカッとなる傾向があることを示している。
<類似表現>
- carry/wear/bear a chip on one’s shoulder
- hold/bear a grudge
bark up the wrong tree
<英会話の例>
最近、ダイエットをしているんだけど、なかなか効果が出ないんだよね。
それって、見当違いなことをしているかもしれないよ。食事内容を見直してみたら?
Hmm, you could be right. I do tend to eat a lot of sweets. I’ll make some changes.
そうかもしれない。確かに甘いものが多いかも。変えてみるよ。
<意味>
「bark up the wrong tree」は直訳すると「間違った木に向かって吠える」となりますが、「全く見当違い」「お門違いなことをする」という意味です。ある問題に対して誤った原因を追求している場合や、問題の本質を理解せずに誤った対策を講じている場合にこのイディオムが使われます。
<例文>
- You’re barking up the wrong tree. My son didn’t break your window.
お門違いですよ。うちの子はお宅の窓を割っていません。 - You’re barking up the wrong tree. It might have been someone else who did it. It’s not me.
見当違いですよ。他の誰かがそれをやったかもしれないです。私じゃないです。 - We need to try a different approach to solve this problem. This way, we’re just barking up the wrong tree.
問題を解決するためには、もっと別のアプローチを試すべきだ。このやり方は見当違いだ。
<類似表現>
- chase one’s tail:(自分の尻尾を追いかける)無駄な努力をする
- be on the wrong track:間違った方向に行く
It takes two to tango.
<英会話の例>
ジョンとメアリーがまた喧嘩してるって信じられない。いつも同じね。
そうだね、本当にイライラするよ。どっちも妥協するのが苦手みたいだね。
Exactly. It takes two to tango, and they both need to work on their communication.
その通りね。どっちもどっちなんだから、コミュニケーションを改善しないとね。
<意味>
「It takes two to tango.」は、「両方に責任がある」「どっちもどっち」「喧嘩両成敗」という意味です。タンゴは2人で踊ることが特徴なので、この様に表現されるようになりました。
<例文>
- He isn’t the only guilty one here! After all, it takes two to tango.
彼だけが悪い訳じゃないよ!結局両者に責任があるよ。 - The team had communication issues, and it takes two to tango, so we all share responsibility for the outcome.
チーム内でコミュニケーションに問題があって、どっちも悪いってことだから、結果にはみんなで責任を持つべきだよ。 - They both have strong opinions, and it takes two to tango, so they need to find a way to compromise.
二人とも意見が強いし、どっちも悪いってことだから、折り合いのつけ方を見つける必要があるね。
<類似表現>
- It takes two.
- It’s a two-way street.
vice versa
<英会話の例>
ねえ、マークの数学の宿題を手伝ったことある?
ええ、数回手伝ったよ。逆もまた同様に、彼も科学のプロジェクトを手伝ってくれたんだ。
<意味>
「vice versa」は「逆もまた同じ」という意味で、文章を大幅に短縮できる便利なフレーズです。
<例文>
- Should I come to your place, or vice versa?
私があなたの所に行こうか?それともあなたが来る? - Amy doesn’t like Tim, and vice versa.
エイミーはティムが好きじゃなくて、ティムもエイミーが好きじゃない。 - In many countries, people learn English as a second language, and vice versa, many English-speaking countries encourage learning foreign languages.
多くの国では、人々は英語を第二言語として学びます。そして逆もまた同様に、多くの英語圏の国では外国語の学習を奨励しています。
a bad egg / a good egg
<英会話の例>
クラスの新入生のこと聞いた?トラブルを起こしてはけんかしてるんだって。
本当?それは知らなかったよ。そんな悪いやつがクラスにいるのは悲しいね。
<意味>
「a bad egg」は「悪人」「当てにならない人」という意味で使われます。特定のグループや集団の中で、問題を引き起こす、品行が悪い、信頼性に欠ける、あるいは他の人々に悪影響を与えるような人を指します。一般的には、不正直で問題のある個人を指すことが多いです。
逆に「a good egg」は、「善人」「信頼出来る人」という意味で使われます。心の優しい、信頼できる、協力的で親切な、またはポジティブな影響を与えるような人を指します。一般的には、良い人格や品行を持つ個人を指すことが多いです。
<例文>
- He is a bad egg. Don’t trust him.
彼はダメだよ。信用できない。 - Kate is a good egg. She always makes time to help others.
ケイトはいい人だよ。いつも時間をつくって人助けしてる。
egg on one’s face
<英会話の例>
学校集会でマークが何が起こったか見た?
うん、スピーチをしている最中に突然セリフを忘れちゃったんだよね。
かわいそうなやつ!間違いなく恥をかいちゃったね。
<意味>
「egg on one’s face」は直訳すると「卵が顔についている」となりますが、「恥をかく」「面目を失う」という意味で、ある行動や判断が失敗して、恥をかいたり、面目を失ったりした状況を表します。他人に対して大きな自信を持っていたり、過度な自慢をしていたりすることが原因で、予期しない出来事や事実が現れ、それによって自分が恥をかく場面を指します。
<例文>
- Tom had egg on his face after claiming he could climb the tree but then having to give up.
トムはあの木に登れるって言ってたけど、諦めちゃって大恥かいてたね。 - I really have egg on my face.
スゴく恥ずかしいんですけど。 - After confidently predicting a landslide victory for his team, the coach had egg on his face when they lost the game.
チームの圧勝を自信満々に予測していたが、コーチは試合に負けたことで面目を失った。
<類似表現>
- foot in mouth:失言する、失敗する
- eat humble pie:屈辱を味わう
- make a blunder:失敗する
off one’s rocker
<英会話の例>
新しいビデオゲームを買いたいんだ。達みんながこの新しいゲームを持っていて、私だけ取り残されたくないんだ。
他のみんなが何かを持っているからって、それについていく必要はないよ。理性を失って、衝動買いをしないようにね。
<意味>
「off one’s rocker」は、「狂ってる」「正気を失っている」「常軌を逸している」という意味で、人が非常に奇妙であるか、狂気じみているという状況を表します。ユーモラスなニュアンスで軽い気持ちで使われることもありますが、その人の状態が深刻な問題であることを指す場合もあります。
rocker(ロッカー)は、ロッキングチェアなどで揺れるようにするために使用される円弧状の部分のことです。ロッカーが壊れると椅子が安定しなくなることから、精神の安定を失っているという意味で使われるようになりました。
<例文>
- The man was walking in the middle of freeway, he’s off his rocker!
その男はフリーウェイの真ん中を歩いてたんだよ、狂ってるよ。 - You’re off your rocker if you think I’m asking her out.
もし僕が彼女をデートに誘うんじゃないかと思っているなら、おまえ狂ってるよ。 - I think she’s off her rocker if she believes she can swim across the ocean by herself.
一人で海を泳ぎきることができると信じているなんて、彼女は理性を失っていると思うよ。
<類似表現>
- out of one’s mind:理性を失っている、正気でない
- not playing with a full deck:頭がおかしい、正常でない
- off the deep end:理性を失って無鉄砲な行動をする
Break a leg!
<英会話の例>
明日は重要なオーディションがあるんだ。緊張してるけどワクワクしてるよ!
きっと大丈夫だよ。これまでの努力が報われますように。成功を祈っているよ!
<意味>
「Break a leg」は、「頑張って!」「幸運を!」という励ましの意味で使われます。
特に演劇やパフォーマンスの場で、成功を願って使われることが一般的です。直訳すると「脚を折ってください」という意味になりますが、実際の意味は「幸運を祈ります」「成功を願っています」というポジティブなニュアンスを含んでいます。
このフレーズの由来にはいくつか説がありますが、一つは英語圏の演劇界では悪いことを起こすという逆説的な言い回しで、実際に脚を折ることは悪いことであるにもかかわらず、その逆に成功を招くと信じられているという説があります。
<例文>
- Are you nervous? Don’t worry, you can do it! Break a leg !
緊張してるの? 大丈夫、出来るから!頑張って! - Our team is going to perform on the main stage tonight. Break a leg, everyone!
今夜、私たちのチームがメインステージでパフォーマンスするんだ。みんな、頑張ってね! - Good luck on your exam tomorrow. Break a leg!
明日の試験がんばってね!幸運を祈っているよ!
<類似表現>
- Knock ‘em dead!:頑張って!(観衆を前にスピーチをする前など)
- Crush it!:頑張って!(圧勝をする、大勝利をする)
- Nail it!:頑張って!(完璧にこなす、見事にやってのける)
Scrub your hands
Scrub your hands for at least 20 seconds. Need a timer? Hum the “Happy Birthday” song from beginning to end twice.
少なくとも20秒は(ハンドソープで)ゴシゴシしてね。タイマーが必要?「ハッピー・バースデー」を最初から最後まで2回鼻歌で歌うくらいだよ。
アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)のサイトより。
bite one’s tongue
<英会話の例>
先生の説明、すごくわかりにくかったよね?
本当にね。質問したかったけど、自分で後で考えてみるために黙っていることにしたんだ。
<意味>
「bite one’s tongue」は直訳だと「舌を噛む」ですが、「言いたいことを言わない」、「口に出さない」、「黙り込む」という意味です。特に、他人に対して失礼や問題を起こすことを避けるために、自分の意見や感情を抑える場面で使用されます。また、「Bite your tongue!」で「言葉を慎みなさい!」という使い方もします。
<例文>
- I had to bite my tongue when I saw her strange make up.
彼女の妙なメイクを見た時、黙ってるしかなかったよ。 - Despite strongly disagreeing with her colleague’s idea, she bit her tongue and nodded in agreement during the meeting.
会議中、同僚の考えに強く反対したいと思いながらも、彼女は口には出さず、同意の意を示していました。 - During family discussions, she bites her tongue to avoid escalating arguments and maintains a peaceful atmosphere at home.
家族の話し合い中、口論をエスカレートさせないように、彼女は口をつぐんで家庭内の平和な雰囲気を保っています。
<類似表現>
- bite one’s lip
- hold one’s tongue
- refrain from speaking
music to one’s ears
<英会話の例>
ねぇ、聞いた?修学旅行が承認されたんですって!
本当に?それは嬉しいね!ずっとそのことを願っていたんだ。
<意味>
「music to one’s ears」は直訳すると「耳にとっての音楽」となりますが、特定の人にとって、非常に喜ばしい、楽しい、または好ましい情報や出来事を指す表現です。このイディオムは、ある人にとっては聞くことが楽しい、素晴らしい、喜ばしいことであるという意味で使われます。
<例文>
- That news was music to her ears.
そのニュースは彼女にとって嬉しいものでした。 - Hearing about my son’s success was music to my ears.
息子の成功(を聞くの)は嬉しい知らせでした。 - Hearing that her favorite band was coming to town was music to her ears.
彼女のお気に入りのバンドが街に来ると聞いて、彼女はとても喜んだ。
<類似表現>
- sweet music to one’s ears:うれしい言葉や知らせ
- pleasant surprise:うれしいサプライズ
- welcome sight:うれしい光景
knock someone’s socks off
<英会話の例>
昨夜公開された新しい映画を見た?
うん、本当にすごかったよ!特殊効果が信じられないくらいで、ストーリーもすごく引き込まれるものだった。
<意味>
「knock someone’s socks off」は直訳すると「誰かの靴下を脱がせる」となりますが、この表現は感銘を受けたり、驚いたり、感動したりする状況を表現するために使います。良い意味で非常に強い影響を与えることや、驚くほど素晴らしいことが起きるときに使われます。
<例文>
- That movie really knocked my socks off!
あの映画には驚いたよ! - This exciting news will knock the socks off of everyone in the school!
このスゴいニュースは学校中をビックリさせるよ! - The presentation she gave at the conference really knocked everyone’s socks off.
彼女が会議で行ったプレゼンテーションは本当にみんなを感動させました。
<類似表現>
- blow someone away:(誰かを吹き飛ばす)感銘させる、圧倒させる
- impress the pants off someone:(誰かのズボンを脱がせるほど感心させる)感銘を与える
go out the window
<英会話の例>
スピーチは全部準備してたんだけど、クラスの前に立ったら言葉が出なくなっちゃったの。
ああ、誰にでも起こることだよ。
<意味>
「go out the window」は直訳すると「窓の外に出る」となりますが、「完全になくなる」、「すっかり消える」という意味になります。計画やルール、期待などが突然無効になる状況や、何かが予想外の出来事によって妨げられて失敗する場合に使われることがあります。
<例文>
- All my careful preparation went out the window when the unexpected storm hit.
予期せぬ嵐が起きて、周到な準備がすべて水の泡になった。 - During the exam, my mind went blank and all the information I had studied seemed to go out the window.
試験中、頭が真っ白になって、勉強した内容がすっかり消え失せてしまった感じだった。 - I was trying to stick to my diet, but when I saw that delicious cake, my willpower went out the window.
ダイエットを守ろうとしていたんだけど、美味しそうなケーキを見た途端、意志力がなくなっちゃった。
<類似表現>
- fly out the window:(窓から飛んでいく)なくなる
- disappear into thin air:(薄い空気の中に消えていく)跡形もなく消える
- go down the drain:(排水溝に流れる)努力や資源が無駄になる、水の泡になる
butter up
<英会話の例>
週末のロードトリップで、お姉さんに車を借りるよう頼んだ?
まだだけど、家事を手伝って、最近どれだけ信頼できるし責任感があるかを言って、姉に取り入るつもりなんだ。
<意味>
「butter up」は直訳だと「バターを塗る」となりますが、「ヨイショする」、「ゴマをする」、「ご機嫌をとる」という意味で、他人に好意を示したり、取り入るためにお世辞を言ったりすることを指します。
<例文>
- She is buttering up her boss again.
彼女また上司のご機嫌を取ってるよ。 - Don’t butter me up. What do you want?
そんなにヨイショしてくれなくていいよ。なんの魂胆? - He’s always trying to butter up his teachers with flattering comments.
彼はいつもお世辞を言って先生たちに取り入ろうとしている。
<類似表現>
- sweet-talk someone:(甘い言葉を言う)おだてる
- brown-nose someone:(茶色い鼻にする)へつらう、ご機嫌取りをする
curry favor with someone:(馬の毛をくしで手入れする、curry=currycomb)ご機嫌を取る、ゴマをする