Highline College(ハイライン・カレッジ)は、キング郡で最初のコミュニティカレッジとして1961年に設立されました。100以上の学位と修了証書を提供しており、8つの学位パスウェイコースには7つの応用学士号が含まれます。このように、Highline Collegeは活気に満ちた多様な学習環境を整えています。また、約80%の学生が有色人種で、120を超える文化圏の人々が在籍していることから、州内で最も多様性に富んだ高等教育機関となっています。
Highline Collegeの基本データ
創立年
1961年
ロケーション
ワシントン州シアトル郊外
人気のあるプログラム
- 大学編入
- 看護・医療系
- 物理・生命科学
- ビジネス・会計
- 幼児教育
学生数
学生総数:14,158名
FTES:6,064名
※FTES(Full Time Equivalent Students)は、フルタイム換算した場合の学生数です。
プログラムごとの学生数
学士号プログラム:407名
I-BEST:433名
留学生:366名
ランニングスタート・プログラム:1,316名
職業再訓練プログラム:207名
※I-BEST(Integrated Basic Education Skills and Training)は、基礎教育と技能訓練を組み合わせたプログラムのことです。
※ランニングスタート・プログラムは、高校生がカレッジの授業を受講して、高校およびカレッジの両方の単位として換算できるプログラムのことです。
Highline Collegeの学生データ
学生の種類
- アカデミック/大学編入:30%
- 基礎教育:42%
- 職業訓練:18%
- その他:10%
学生の人種・民族※
学生の有色人種比率:78%
アメリカン・インディアン/アラスカ・ネイティブ:2%
アジア:27%
アフリカ系アメリカ人:28%
ヒスパニック/ラテン:22%
太平洋諸島:3%
白人:33%
※複数の人種/民族でカウントされる場合があるため、合計が100%を超えています。
フルタイム・パートタイムの別
フルタイム:31%
パートタイム:69%
学生の性別
女性:62%
男性:38%
学生の平均年齢
25歳
Highline Collegeの注目ポイント
公平性・多様性・変革への取り組み
ハイライン・カレッジでは、2023年7月にEDT(Equity, Diversity, and Transformation)部門に新たな副学長を任命し、格差是正と障壁削減に向けた組織的公平性の実現に取り組んでいます。ハイライン・カレッジは学生の78%が有色人種であり、ワシントン州で最も多様性に富んだ高等教育機関となっています。副学長となったマリベル・ヒメネス博士は18年にわたる教育業界での経験を活かし、戦略的思考を取り入れてリソースとイニシアチブを組み合わせ、真実を伝えて透明性を確保し、EDT部門での活動に「コラソン」(スペイン語で心」を注いでいます。
Amazonのキャリア・チョイス・プログラムの教育パートナーに選出
ハイライン・カレッジはこの度、Amazonのキャリア・チョイス・プログラムの教育パートナーに選ばれました。Amazonの時間給従業員に対して、7つの学位パスウェイ〜サーティフィケート、準学士号、応用学士号の教育プログラムを提供しています。キャリア・チョイスとは、企業が条件を満たした従業員にカレッジ授業料を前払いし、従業員がキャリアを成功させるための新たなスキルの習得を目的とした教育給付制度です。この制度は、Amazonで90日間働いた従業員が利用可能で、様々な教育やスキルアップの機会を通じて、それぞれの教育課程に対応しています。
地域の経済発展に貢献
ハイライン・カレッジは、新規および既存のビジネスに対して、無償のビジネストレーニングや1対1の技術支援を提供し、サウスキングカウンティの経済発展に貢献しています。こうした支援は、地元企業の持続可能性と自給自足の達成に役立っています。ハイライン・カレッジは、2022年に、241人以上の顧客に1219時間のサービスを提供し、11の新規事業の立ち上げを支援し、637人の雇用支援、670万ドルの融資・助成金・投資を創出しました。ハイライン・カレッジが支援した企業は、750万ドルの収益増加を報告しました。ハイライン・カレッジの経済開発イニシアチブには、中小企業開発センターとStartZoneが含まれます。
出典:Washington State Board for Community and Technical Colleges, Field Guide 2024