ロンドンはイギリスの首都であり、経済的にはヨーロッパの中心の役割を担っています。経済の中心というだけでなく、多くの観光地があるため、観光客も世界各国から集まります。
ビジネスや観光だけでなく、留学先としてロンドンが候補に上がることも多く、留学生に人気の都市の一つです。この記事では、ロンドンの基本情報やロンドン留学の魅力、さらに注意しておきたい点を紹介します。
ロンドンの基本情報
ロンドンは、イギリス南部に位置しており、ヨーロッパ経済の中心地として知られています。
経済面だけでなく、ビッグ・ベンやバッキンガム宮殿、大英博物館などの有名な観光地が数多くあるため、世界中から数多くの観光客が訪れています。日本からは直行便だと12〜13時間ほどで行くことができます。
ロンドンは1日のうちに四季があると言われるほど、気温や天気の変化が頻繁にあったり、雨がよく降ったりするため、変動する気候に対応できる服(軽い羽織りものやフード付きの服など)を用意しておくことが必要でしょう。
人口は800万人を超えており、街中には多くの観光客もいるため、非常に活気にあふれています。世界中から集まった人が住んでおり、多様性に満ちた都市であるとも言われています。
日本との時差は9時間、サマータイム時には8時間です。サマータイムは約7ヶ月間(3月〜10月)あります。
ロンドン留学のメリット・魅力
1. イギリス英語を身につけられる
一つ目のロンドン留学の魅力は、イギリス英語を身につけられることです。日本語で言うところの方言と同じように、英語にはアメリカ英語やオーストラリア英語、カナダ英語などの様々な種類があり、同じ言葉でも示す意味や発音、アクセントが異なります。
その中でもイギリス英語は世界的に見てもフォーマルで、上品なイメージがあるようです。BBC(英国放送協会)の本部があったり、ロイヤルファミリーの住むバッキンガム宮殿があることが大きく影響しているのでしょう。
「英語」は「英」国の言「語」であるので、より歴史的な英語を学びたい人は、イギリス英語を学ぶのがオススメです。
2. 何をするにも便利
二つ目の魅力は、便利な街であることです。バスや電車などの交通網が発達しており、生活や観光に困らないこと、また、他国への旅行も容易にできる点が非常に魅力的でしょう。
留学中、週末などの休暇には、イギリス国内やヨーロッパ諸国へ観光、旅行に行くと、良いリフレッシュになりますね。ロンドンには、バッキンガム宮殿やロンドン塔、ウェストミンスター寺院や大英博物館など、数日間の旅行では全て回りきれないくらいに多くの観光地があります。
ヨーロッパでは、イタリアやフランス、ドイツなどの国に、日本から行くのと比べて短時間で、列車や格安航空券を利用すれば安価に行くことができます。
3. 日本人留学生が少ない
三つ目の魅力は、日本人留学生が少ないということです。日本人留学生の人数が多い留学先ランキングではアメリカがダントツの一位で、イギリスへ留学する日本人留学生の何倍もいます。
一見デメリットに見えるかもしれませんが、周りに同じ日本人がいると、つい日本語で会話してしまう可能性が大いにあります。せっかく留学へ行くなら、英語を習得したいですよね。
周りに日本人留学生が少ないことで、より集中して語学の向上に努めることができます。
現地のイギリス人だけでなく、世界各国からの英語ではない言語を母国語としている人たちとのコミュニケーションに、お互いが共通言語として英語を使うことで深まる絆があるかもしれません。
4. 多様性を体感できる
四つ目の魅力は、多様性を感じられることです。
世界各地からビジネスマンが集まり、また移民の受け入れもしていることから、多種多様な国籍の人たちが生活しています。
様々なバックグラウンド、価値観を持つ人と関わることで、様々な知識や考え方を知ったり、異なる価値観から学ぶことがあったりして、英語力が向上するというだけでなく、人間として成長することができるでしょう。
5. 教育水準が高い
五つ目の魅力は、教育水準が高いことです。
イギリス国内には私立大学がほとんどありません。世界のトップ大学ランキングには、オックスフォードやケンブリッジなど、イギリスの大学が多くランクインしており、レベルの高さが伺えます。
高い教育水準が保証された環境で、集中して勉強ができることは、とても魅力的ですよね。
ロンドン留学のデメリット・注意点
1. 食事について
一つ目の注意点は食事が合わないかもしれないということです。「イギリスのご飯はまずい」というのはよく言われていることですが、イギリス人は食にあまりこだわりがないようです。
まずいかどうかはさておき、イギリスの食事は毎日あまり変化がなく、マッシュポテトやミックスベジタブルなどシンプルであるため、うんざりしてしまう人が多いのかもしれません。
しかし、中華系のスーパーへ行けば日本食も手に入りますし、日本食レストランもあるため、日本食から完全に離れて辛い思いをする、ということはまずないでしょう。
2. イギリス英語に慣れる必要がある
二つ目の注意点は、イギリス英語に慣れるまでが大変ということです。
日本の義務教育で学ぶ英語はアメリカ英語なので、初めのうちはイギリス英語が聞き取れなかったり、イギリス英語ならではの言葉の使い方に戸惑うかもしれません。
慣れれば聞き取れるようになったり、イギリス英語特有の表現も使えるようになるでしょうから、初めのうちだけは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
3. 物価が高い
三つ目の注意点は、物価が高いことです。生活費がかかるので、家賃を抑えたい場合には数人で一緒に住んだり、ホームステイをすると良いでしょう。
他人と住むのは不安かもしれませんが、一緒に住むことで、自分とは異なる生活スタイルを知ることができたり、日常会話に慣れたりとメリットも多いので、家賃を抑えるためという理由だけでなく、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
ロンドンの物価(生活費)
ロンドンに留学した場合の生活費の目安がわかるように、物価を調べてみました。
1人暮らしの生活費(家賃を除く) | £1,102.90 |
外食(安いレストラン) | £18.00 |
マクドナルド・セット | £8.00 |
お米(1キロ) | £2.20 |
牛肉(1キロ) | £12.16 |
卵(12個) | £3.52 |
バナナ(1キロ) | £1.29 |
交通費(1ヶ月定期) | £190.00 |
家賃(1ベッドルーム、中心部) | £2,271.67 |
家賃(1ベッドルーム、郊外) | £1,640.62 |
出典:NUMBEO Cost of Living Database December 2023
ロンドンのおすすめ英語学校3選
続いて、ロンドンで語学留学をする際にオススメの英語学校を紹介します。
Bayswaterロンドン校
Bayswaterロンドン校はロンゾンのZone1のエリアに位置する学校で、ロンドンの地下鉄駅からわずか数分の距離のため、通学にも観光にも便利な場所にあります。ハイドパークやノッティングヒル、リトルベニスなど、ロンドンで最も有名な観光スポットも近くにあります。また、英語コースだけでなく、4週間のデジタルマーケティングやファッションコミュニケーションなどのコースも提供しており、人気があります。定員数300名の中規模な学校のため、講師やスタッフとの距離も程よく、アクティビティを通じて他の国からの学生との交流もしやすくなっています。学生一人ひとりがアットホームな雰囲気の中で充実して学ぶことができます。
OHCロンドン校
OHCロンドン校は、ショッピングセンターや観光地都市で有名なオックスフォードストリートの近くにある学校です。オックスフォード・ストリートから数メートルのところにあるグレート・チャペル・ストリートは、街の中心部にあり、近くにはデパート、ファッション・ショップ、レストラン、カフェ、劇場などがあります。授業料およびホームステイの料金も、リーズナブルな設定になっています。また、250〜300名の中規模な学校のため、小さすぎず、フレンドリーな環境で英語の勉強や他国からの学生との交流ができます。
St Gilesロンドンハイゲート校
St Gilesロンドンハイゲート校が位置するハイゲートは、ロンドン中心部から20分のところにある閑静で緑豊かな住宅街で、平日は落ち着いて勉強をし、週末にロンドン観光を満喫したいという方にぴったりです。授業の時間帯は、週28レッスン(午前+午後)および週20レッスン(午前のみ、午後のみ)から選択できます。午後のみ(14:10〜18:00)を選択した場合は、授業料がかなり安くなりますので、時間帯は気にしないので、費用を抑えたい方におすすめです。ロンドン中心部から少し離れていることもあり、ホームステイ滞在費も比較的安くなります。尚、St Gilesロンドンセントラル校の場合、学校のビル内に学生寮があります。通学による移動をあまりしたくないという方は、St Gilesロンドンセントラル校もおすすめです。
ロンドンの留学費用 – 2024年
気になるのが留学にかかる費用についてです。やはり、ロンドンだとちょっと高めにはなります。
費用をなるべく節約するには、施設にはそれほど費用をかけておらずその分授業料が安い学校を選ぶ、あるいは、午前と午後の授業が選べる学校であれば午後を選ぶといったことをすると、費用を抑えることができます。また、ホームステイも、Zone 4など、通学に時間はかかってしまいますが、遠い方が料金は安くなります。また、外食を控え、ランチを持っていくといったことでも費用を抑えることができます。ロンドンに語学留学をしたいけど費用が高くてと諦めず、いろいろな工夫をすることで、是非、ロンドン留学を実現させましょう!
キャンペーン料金を適用した留学費用のお見積りをご希望の方は、ご希望の学校名、プログラム名、滞在形式、受講期間をお知らせください。その時点で有効なキャンペーン料金でのお見積りをメールにてお送りします。
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以下は、上記のおすすめの語学学校3校で、6ヶ月間英語コースを受講した場合の留学費用のお見積りですので、参考にしてください。
Bayswaterロンドン校 – 6ヶ月の留学費用
【学校】Bayswaterロンドン校(ベイズウォーター・ロンドン校)
【コース】スタンダード英語(週20レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、ZONE 4-5、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(ヒースロー空港)
手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | £90 |
授業料 | £270 x 24 = £6,480 |
教材費 | £6 x 24 = £144 |
ホームステイ手配料 | £50 |
ホームステイ滞在費 | £260 x 24 = £6,240 |
空港出迎え料 | £130 |
学校指定の銀行手数料 | £12 |
合計 | £13,146 |
OHCロンドン校 – 6ヶ月の留学費用
【学校】OHCロンドン校
【コース】スタンダード英語(週20レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、ZONE 4、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(ヒースロー空港)
手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | £60 |
授業料 | £240 x 24 = £5,760 |
教材費 | £105 |
ホームステイ手配料 | £60 |
ホームステイ滞在費 | £250 x 24 = £6,000 |
空港出迎え料 | £150 |
合計 | £12,135 |
St Gilesロンドンハイゲート校 – 6ヶ月の留学費用
【学校】St Gilesロンドンハイゲート校(セントジャイルズ・ロンドンハイゲート校)
【コース】一般英語・午後クラス(週20レッスン、14:10〜18:00 、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(ヒースロー空港)
手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | £80 |
授業料 | £204 x 24 = £4,896 |
教材費 | テキスト代実費 |
ホームステイ手配料 | £50 |
ホームステイ滞在費 | £241 x 24 = £5,784 |
空港出迎え料 | £89 |
合計 | £10,899 |
ロンドン留学のまとめ
ロンドンは観光名所が多く、ビジネス面においてもいろんな分野で中枢を担っているため、世界中から人が集まってきます。伝統的な英語を、集中できる環境で学びたい方にとっては、ぴったりの留学先ではないでしょうか。
多くの観光地があるため、毎週末、歴史に触れたり、アートに心動かされたりと、密度の濃い時間を過ごせることも可能でしょう。
また、様々な価値観を持つ人々と関わることで、語学力だけでなく、人間力も高められる環境です。万全の準備をして、充実した留学生活を送りましょう!