英語もフランス語も勉強したいとお考えであれば、モントリオールがおススメです。モントリオールはフランス語圏のため、フランス語が最も一般的な言語ですが、英語も公用語であるため、バイリンガルな環境となっています。また、語学学校でも、英語コースだけでなく、フランス語コースを受講することができます。
学びの場が広く提供されているだけでなく、食事や観光など、楽しむためのスポットも多く用意されていますよ。この記事では、モントリオールの基本情報と留学するメリット、留学時に注意するべきことをご紹介します。
モントリオールの基本情報
モントリオールは、カナダのケベック州で最大の都市です。ヨーロッパの雰囲気を漂わせる街並みから、観光客からは「北米のパリ」と呼ばれ注目を集めています。
約400万人の人口のほとんどがフランス系カナダ人で構成され、モントリオールの住民のうちおよそ7割がフランス語を第一言語としていることが特徴です。
夏の平均気温は20℃で、日本のような酷暑が続くようなことはありませんが、最高気温が30℃を超えることもあります。1日の寒暖差が大きいので、体温調整が可能な服装をすることが必要です。
冬場は寒さが厳しくなるため、日本でしている防寒対策では足りません。ヒートテックや厚手のジャケットなど暖かいインナー・アウターを選ぶようにし、帽子や手袋で寒さを徹底的にガードするよう心がけましょう。雪がよく降る地域でもあるため、雪用の靴も用意しておくと便利です。
モントリオール留学のメリット・魅力
1. 英語とフランス語が学べる
モントリオールでは多くの人が会話にフランス語を使いますが、英語も公用語として指定されているため、英語も広く理解されています。
語学学校でもフランス語と英語の両言語が対象にされており、両方の言語を学ことができます。
フランス語と英語の両方の習得を目指す方や、英語はある程度できるのでフランス語を勉強してみたいという方にもモントリオールはうってつけの留学先です。
2. 文化的な多様性
モントリオールは多文化都市であり、さまざまな民族や文化が共存しています。世界中から移民が集まり、その多様性は都市の食文化、音楽、芸術、祭りなどに反映されています。
フランス語圏であるケベック州の中心都市でありながら、フランス語を話す人々だけでなく、英語やスペイン語、アラビア語、中国語、ベンガル語など、さまざまな言語を話す移民が暮らしています。このため、多言語環境が形成され、文化的交流が促進されています。
また、モントリオールには、特定の民族や文化が集まる地区もあります。たとえば、リトルイタリーやグリークタウンなどは、それぞれの文化や伝統が色濃く残っています。リトルイタリーでは、イタリア料理やカフェ、イタリア系のイベントが楽しめます。同様に、グリークタウンではギリシャ料理や伝統的な祭りが盛り上がります。
3. 日本人留学生が少ない
モントリオールにある語学学校に留学している日本人はかなり少ないのが特長です。また、カナダの他の都市に比べて、ヨーロッパからの留学生が多い傾向にあります。ヨーロッパの留学生と交流したい人、また日本語を使わずに英語力を上達させたい人などは、モントリオールのように日本人が少ない環境で生活するのがおすすめです。
4. 観光スポットもたくさん
語学学習の合間には、観光名所を巡ってみるのはいかがでしょうか。
カナダで一番最初に建設された市庁舎であるモントリオール市庁舎やカナダ出身のアーティストであるセリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたノートルダム聖堂、大学敷地内にあるレッドパス博物館など、深みのある歴史を持った建造物がたくさんあります。
旧市街地近くの港からはフェリーが出ており、船の上でのんびりとした穏やかな時間を過ごすことも可能です。
またタイミングが合えばコンサートやフェスティバルなどのイベントに参加することもできるため、語学の習得だけでなく観光も楽しみたい人には見どころの多い都市であるといえます。
5. 美食の街
レストランやカフェも充実しているため、おいしい食事でのリフレッシュも図れます。
フレンチ料理のほか、ポテトフライにソースとチーズをかけたプーティーンというモントリオール発祥の料理や、ユダヤ系移民の影響を受けたデリやバゲルが有名です。
モントリオールは美食の街としても知られており、多くの食文化を味わえるのが楽しみな都市です。
モントリオール留学のデメリット・注意点
1. 冬の寒さが厳しい
冬のモントリオールは非常に寒く、平均気温はマイナス10℃~15℃になります。時には極寒の日があり、マイナス20℃以下になることもあります。また、降雪量も多く、雪が地面を覆うことが一般的です。寒さや雪が長期間続くため、冬の間は屋内での活動が主となります。
夏のモントリオールは暑く湿度が高いです。平均気温は25℃~30℃であり、時には35℃以上に達することもあります。夏は比較的降水量も多く、雷雨や短い豪雨が起こることもあります。
モントリオールの冬季は寒く、降雪量が多いため、適切な寒冷地用の服装や対策が必要です。一方で夏季は暑く湿度が高いため、軽い服装や日焼け対策が重要です。
2. 治安に注意
モントリオールは治安がよく日本と同じように過ごしても大方問題ありませんが、観光客を狙った犯罪に巻き込まれる可能性は捨てきれません。
特にダウンタウンや駅など人が多い場所ではスリや置き引きに遭う危険があります。反対に人通りの少ない場所でも、強盗や恐喝に遭う可能性があります。人の多い場所では貴重品から目を離さないようにし、人の少ない場所へはなるべく一人で行かないようにしましょう。
キャッシュレス化が進んでいるカナダでは、クレジットカードを利用する機会が多いと思います。クレジットカードの情報を盗まれると不正に利用される可能性があるため、暗証番号やカードの裏に書かれたセキュリティーナンバーの取り扱いには注意が必要です。
もしトラブルに遭ったら、すぐに警察に連絡しましょう。警察署で発行される被害証明書は、パスポートやクレジットカードの再発行をする際に必要です。モントリオールでは911が警察、救急車、消防を呼ぶ共通の電話番号になっています。
モントリオールの物価(生活費)
モントリオールに留学した場合の生活費の目安がわかるように、物価を調べてみました。
1人暮らしの生活費(家賃を除く) | CA$1,339.60 |
外食(安いレストラン) | CA$25.00 |
マクドナルド・セット | CA$15.00 |
お米(1キロ) | CA$4.87 |
牛肉(1キロ) | CA$17.80 |
卵(12個) | CA$4.40 |
バナナ(1キロ) | CA$1.91 |
交通費(1ヶ月定期) | CA$97.00 |
家賃(1ベッドルーム、中心部) | CA$1,642.33 |
家賃(1ベッドルーム、郊外) | CA$1,266.76 |
出典:NUMBEO Cost of Living Database December 2023
モントリオールのおすすめ語学学校
続いて、モントリオールで語学留学をする際にオススメの英語学校を紹介します。
ILSCモントリオール校
ILSCモントリオール校は、中規模の語学学校で、世界各国から生徒が集まってきています。本当に使える英語およびフランス語を学びたい方のために、ILSCでは数多くのクラスを開講しています。旧市街に位置しており、スクエアビクトリア駅から徒歩8分でとても便利です。マギル大学も近くにあります。ILSCでは豊富な選択クラスの中から、自分のレベルにあったクラスを自由に組み合わせて受講することができます。レベルは、初級から上級レベルまでの10段階分かれています。クラスのほぼすべてが4週間で完結するため、4週間ごとにクラスを変更することができます。モントリオールで語学留学したい方におすすめの語学学校の一つです。
ECモントリオール校
ECモントリオール校は、最寄りの地下鉄Guy-Concordia駅に程近く、学校周辺にはレストランやカフェ、ショップなどが数多く建ち並ぶ大変便利なロケーションです。モントリオール校はバンクーバーやトロントより比較的日本人率が低く、ヨーロッパや中南米からの留学生が多い学校です。校内にはゆったりとした学生ラウンジやカフェテリアのほか、自習エリア、PCルームが完備しており、教室以外の場でも学習ができるよう工夫されています。また、ECモントリオール校では、英語コース、フランス語コースの他に、英語とフランス語を組み合わせたコースの受講も可能です。
モントリオールの留学費用 – 2024年
気になるのが留学にかかる費用についてです。以下は、上記のおすすめの語学学校3校で、英語コースを6ヶ月間受講した場合の留学費用のお見積りですので、参考にしてください。
キャンペーン料金を適用した留学費用のお見積りをご希望の方は、ご希望の学校名、プログラム名、滞在形式、受講期間をお知らせください。その時点で有効なキャンペーン料金でのお見積りをメールにてお送りします。
お問い合わせフォームはこちら>>>
ILSCモントリオール校 – 6ヶ月間の留学費用
【学校】ILSCモントリオール校
【コース】General English Full-time Morning (週24レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(一人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時(モントリオール空港)
※General French Full-time Morning(フランス語コース)の場合も同料金です。
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | $180 |
授業料 | $370 x 24週間 = $8,880 |
教材費 | $10 x 24週間 = $240 |
滞在先手配料 | $230 |
滞在費 | $285 x 24週間 = $6,840 |
空港出迎え料 | $120 |
合計 | CAN$16,490 |
ECモントリオール校 – 6ヶ月間の留学費用
【学校】ECモントリオール校
【コース】General English 24 (週24レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(一人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時(モントリオール空港)
※General French 24(フランス語コース)またはBilingual Course(英語とフランス語)の場合、教材費が$120となりますが、その他は同じ料金です。
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | $140 |
授業料 | $380 x 24週間 = $9,120 |
教材費 | $96 |
滞在先手配料 | $230 |
滞在費 | $295 x 24週間 = $7,080 |
空港出迎え料 | $120 |
学校指定銀行手数料 | $40 |
合計 | CAN$16,826 |
モントリオール留学のまとめ
英語とフランス語を両方学べる環境が整っているものの留学する日本人は少ないため、モントリオールは穴場の留学先であるといえます。
ヨーロッパの雰囲気を漂わせる美しい街並みで、観光名所も多く、美味しい食べ物もたくさんある都市なので、語学の勉強をしながら留学生活を存分に楽しむことができます。
ぜひ事前の準備を万全にして、充実したモントリオール留学にしましょう!