トロントはカナダ最大の都市であり、世界有数の移民国家でもあります。様々な国の文化を見て、体験することができます。
そんなトロントは語学留学やワーキングホリデーにぴったりです。移民国家だからこそ、様々な背景や文化を持つ人々に出会うことができるでしょう。
この記事ではトロントの基本情報、留学するメリット、かかる費用、おすすめの語学学校などを紹介していきます。
トロントの基本情報
トロントはカナダのオンタリオ州の州都で、カナダ西海岸側に位置しています。カナダに入ってきた移民を多く受け入れているので、トロントは多文化で人口構成も国際色も豊かです。
トロントの気候は全体的に日本より寒いですが、日本と同じように四季があります。夏は6月〜8月で日本と比べると短いですが、カラっとした暑さでとても過ごしやすく気持ちの良い気候です。9月から寒くなり始め、冬の気候は4月頃まで続きます。最も寒い1月、2月の時期にはマイナス20℃になることもあります。
日本と比べて寒いので心配になりますが、トロントの多くの住宅はセントラルヒーティングと呼ばれる家全体を温める室内設備がしっかりとしているので、むしろ室内は日本よりも暖かく過ごせます。また、地下鉄も発達しているので、冬でも外に出づらいということはそれほどないでしょう。日本で見ることのできないような綺麗な銀世界も見ることができます。
時差は14時間(サマータイム:13時間)で、日本とほぼ真逆となっています。家族や友人に連絡を取る時には注意が必要です。
トロント留学のメリット・魅力
1. 国際色豊かな都市
トロントの魅力の一つは国際色豊かな都市であることです。日本を離れて海外に住む留学やワーキングホリデーは、楽しみもありますが不安もたくさんありますでしょう。
違う言語や文化を持つ土地でうまく馴染むことができるのか心配する人も多いですが、トロントなら心配ありません。トロントは移民が多い国なので、ほとんどの人が言語の違いや文化の違いに理解を示してくれます。英語に関しても発音の違いに理解があります。
トロントでは、聞き取れなくて聞き返すのは普通のことになっています。聞き取れなかった場合、相手のほうから聞き返してくれることもあります。
また様々な人種の人と出会うことができるので、今まで知らなかった文化を見て、体験することもできます。人との関わりの中で新たな考え方を得ることもできるでしょう。
2. 様々な食文化を本場の味で
二つ目の魅力は様々な食文化を楽しめることです。様々な国から移民が来ているので、様々な国の食文化を楽しむことができます。
レストランでもそれぞれの国から来た移民の人が作っていることが多く、味も本格的です。日本のレストランではあまり見ることのない、フィリピン料理やジャマイカ料理、エチオピア料理などの本場の味を楽しむことができます。またそれぞれの国のスーパーマーケットなどもあります。
そこに行けば今まで見たこともなかったような食材や食品に出会えます。食べることが好きな人は絶対に楽しむことができます。
3. 芸術や文化、娯楽が充実
三つ目の魅力はエンターテインメントが充実していることです。トロントは北米でも有数のエンターテインメントの中心都市です。
芸術や文化に対しての政府や民間の財政援助も厚く、トロントの街を利用して芸術祭などを行ったりもしています。バレエ団やオペラ団体も精力的に活動していて、それらの公演を楽しむこともできるでしょう。
トロント国際映画祭(通称:TIFF)は有名で、その時期は多くのハリウッドスターや有名人がトロントを訪れます。TIFFではボランティアの募集も行っているので、海外で映画祭のボランティアをするチャンスも得られるかもしれません。トロントでは、1年中飽きることなく過ごすことができます。
4. 大自然が味わえる
四つ目の魅力は大都市に居ながら、大自然にも出会えることです。トロントは大都市ですが、少し外に出るとカナダらしい大自然に出会うことができます。
有名なのはナイアガラの滝で、観光地として日本人にも他の国の人にも人気です。トロントから車で約3時間の場所にはアルゴンキン州立公園があります。その公園は広大で、さまざまな動物や雄大な自然と出会えます。キャンプをする場所としても人気の場所です。
また、秋のシーズンには紅葉を楽しむことができます。少しハイウェイに乗るだけで、カナダの象徴であるメープルリーフの絨毯を見ることができるでしょう。
トロント留学のデメリット・注意点
次にトロント留学で注意することが2点あります。物価が高い点と治安についてです。
1. 日本に比べて物価が高い
一つ目の注意点はトロントでは日本に比べて物価が高いことです。トロントの最低賃金は15.50ドルです。これに相応して食べ物や家賃などの値段も高くなっています。
レストランで少しご飯を食べただけでチップと税金込みで15〜20ドルになります。ファーストフードであっても10ドル程度はいくでしょう。ただし、加工されていない食品(野菜など)の税率は加工されている食品(レストランなど)に比べて税率が低くなります。
自炊するなどして節約をするのがおすすめです。家賃の値段も高いです。1人暮らしをするとなると、家賃だけで1500~2000ドル程度はかかるでしょう。留学生の場合、シェアハウスやホームステイで1部屋を借りて生活するのが一般的となっています。
2. 危険な地域には立ち寄らない
治安は北米の中では良い方です。日本の東京並みの治安と考えて良いでしょう。ただしアメリカとの国境に近いこともあるのか、カナダでは禁止されている銃の発砲事件が時々あります。危険な地域と言われている地域もあるので、きちんと情報収集してそのような場所には近づかないようにしましょう。
また、カナダでは2018年に大麻(マリファナ)及び大麻の有害成分を含む製品(食品の形状をしたものや肌に塗るタイプのもの等)の所持・使用が合法化されました。一方、日本では大麻取締法において,大麻及びその製品の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ,処罰の対象となっています。この規定は日本国内のみならず,海外において行われた場合であっても適用されることがあるとのことです。自分が日本人だという自覚を持って生活することが大切です。
トロントの物価(生活費)
トロントに留学した場合の生活費の目安がわかるように、物価を調べてみました。
1人暮らしの生活費(家賃を除く) | CA$1,540.80 |
外食(安いレストラン) | CA$25.00 |
マクドナルド・セット | CA$15.00 |
お米(1キロ) | CA$4.63 |
牛肉(1キロ) | CA$19.69 |
卵(12個) | CA$4.60 |
バナナ(1キロ) | CA$1.77 |
交通費(1ヶ月定期) | CA$156.00 |
家賃(1ベッドルーム、中心部) | CA$2,617.21 |
家賃(1ベッドルーム、郊外) | CA$2,321.82 |
出典:NUMBEO Cost of Living Database December 2023
トロントのおすすめ英語学校3選
続いて、トロントで語学留学をする際にオススメの英語学校を紹介します。
OHCトロント校
OHCトロント校は、トロントの中心部に位置し、オンタリオ州認定のビクトリア朝建造物を校舎にしています。オフィスビルとは異なり、前庭と庭があり、生徒が楽しめるという良質な環境にあります。また、 1クラス最大12名までの少人数制となっており、生徒一人ひとりにきめ細やかな指導をしている学校です。OHC Englishの前身はSol Schoolsで、1996年に最初の登録を行い、これまでに世界中から8000人以上の生徒を受け入れてきました。学生のために、暖かく快適な雰囲気の中で、質の高いESL英語プログラムを提供するという当校の設立理念はそのまま受け継がれています。授業はテキストをベースに行うのではなく、幅広い分野からテーマを与えられ、そのトピックを扱いながら進めていきます。 さまざまな場面や状況で使える英語を習得できるよう工夫されており、会話スキルを向上させることに重点が置かれています。 また、校内は「イングリッシュ・オンリー・ポリシー」となっているため、授業中だけでなく休憩時間も英語のブラッシュアップができます。
Bayswaterトロント校
Bayswaterトロント校は、ノースヨークの中心に位置し、地下鉄にも屋内で直結しているため、安全で便利な場所にあります。校舎はモダンで広々としており、様々なカフェや劇場、主要なショッピングセンターもすぐ近くです。また、Bayswaterトロント校の学生はノースヨークセントラル図書館を利用することができます。また、英語コースだけでなく、マケーティング、ビジネスマネージメント、プロジェクトマネージメントがそれぞれ4週間で学ぶことができるプロフェッション・サーティフィケートを提供しています。英語力をアップさせるただけでなく、ビジネスの基礎を身につけることができるため、人気のコースとなっています。
Kaplanトロント校
Kaplanトロント校は、ダウンタウンに位置しており、CNタワーからも数分の場所にあります。1週間から受講可能な一般英語コースから、ビジネス英語コース、TOEFL対策コース、学期制の長期のアカデミックセメスター/イヤーなどのコースが提供されています。また、30歳以上向けの大人の英語留学プログラムも提供しています。
トロントの留学費用 – 2024年
気になるのが留学にかかる費用についてです。以下は、上記のおすすめの語学学校3校で、6ヶ月間英語コースを受講した場合の留学費用のお見積りですので、参考にしてください。
キャンペーン料金を適用した留学費用のお見積りをご希望の方は、ご希望の学校名、プログラム名、滞在形式、受講期間をお知らせください。その時点で有効なキャンペーン料金でのお見積りをメールにてお送りします。
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OHCトロント校 – 6ヶ月間の留学費用
【学校】OHCトロント校
【コース】General English(週20レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(バンクーバー空港)
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | $150 |
授業料 | $295 x 24週間 = $7,080 |
教材費 | $170 |
滞在先手配料 | $250 |
ホームステイ滞在費 | $310 x 24週間 = $7,440 |
空港出迎え料 | $150 |
合計 | CAN$15,240 |
Bayswaterトロント校 – 6ヶ月間の留学費用
【学校】Bayswaterトロント校
【コース】General English Standard(週20レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(バンクーバー空港)
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | $185 |
授業料 | $315 x 24週間 = $7,560 |
教材費 | $10 x 24週間 = $240 |
滞在先手配料 | $265 |
ホームステイ滞在費 | $290 x 24週間 = $6,960 |
空港出迎え料 | $150 |
学校指定銀行手数料 | $35 |
合計 | CAN$15,395 |
Kaplanトロント校 – 6ヶ月間の留学費用
【学校】Kaplanトロント校
【コース】General English (週20レッスン、24週間)
【滞在形式】ホームステイ(1人部屋、朝・夕食付き、24週間)
【空港出迎え】到着時のみ(バンクーバー空港)
留学手続き代行手数料 | 無料 |
学生ビザ申請サポート手数料(必要な場合) | 無料 |
学校申込金 | $200 |
授業料 | $365 x 24週間 = $8,760 |
教材費 | $10 x 24週間 = $240 |
滞在先手配料 | $270 |
ホームステイ滞在費 | $355 x 24週間 = $8,520 |
空港出迎え料 | $150 |
合計 | CAN$18,140 |
トロント留学のまとめ
トロントはマルチカルチャーで、多くの人や、食、芸術、自然に出会える都市です。アウトドアとインドア両方の魅力がある都市なので、どのような留学生でも楽しむことができるでしょう。
なにより多様性の強い都市なので、さまざまな人や文化と出会いに触れることで、日本では得ることのできない新しい考え方や価値観を得ることができるでしょう。トロントでの経験全てが人生の宝物になること間違いなしです。
ぜひ事前の準備を万端にしてからトロントに留学し、人にはない自分だけの経験を手に入れましょう。