日本ではSATはあまり有名ではありませんが、アメリカでは大学進学希望者の多くが受ける試験です。アメリカ国外からの留学生向けの英語能力判定テストというわけではなく、アメリカの大学の合否の基準になる、日本で言えばセンター試験のような標準テストです。
この記事ではSATについての基本的な情報をまとめています!
試験の概要
SATとは「Scholastic Assessment Test」の略で、アメリカの大学に出願する高校生が受験する学力テストです。種類は、SAT ReasoningテストとSAT Subjectテストの2つがあります。米国内では1年間に7回実施にされ、米国外では通常6回実施されていて、繰り返し受験することが可能になっています。
SAT Reasoningテスト
ライティング、読解力、数学の3つで構成されます。それぞれ800満点で、合計2400点満点です。
帰国生入試や大学の合否に大きく関係してくるのは、基本的にこちらのSAT Reasoningテストです。アメリカの平均は1600点程度ですが、帰国生枠では最低でも1700点程度のスコアが必要になります。
SAT Subjectテスト
英語、歴史・社会学、数学、自然科学、語学の5分野があり、合計20科目の中から1回に3科目まで受験することができます。
それぞれのテストは各800点満点となっています。受ける科目は完全に自由という訳ではなく、基本的んはSAT Subjectテストの科目は大学側が指定していることが多いです。
試験日程
SATの国際試験(アメリカ国外)は、基本的に下記の月に実施されています。
・SAT Reasoning Test : 10月、12月、3月、5月
・SAT Subject Tests:10月、11月、12月、5月、6月
受験場所
日本では16ヶ所で試験を受けることができます。
北海道インターナショナルスクール(札幌)、東北インターナショナルスクール(宮城)、国際基督教大学(東京・三鷹)、アメリカンスクール・イン・ジャパン(東京・調布)、クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(東京・久留米)、聖心インターナショナルスクール(東京・渋谷)、サンモール・インターナショナル・スクール(横浜)、横浜インターナショナルスクール(横浜)、清真学園高等学校(茨城)、名古屋インターナショナルスクール(名古屋)、カナディアンアカデミー(神戸)、大阪インターナショナルスクール(大阪)、立命館宇治中学校・高等学校(京都)、広島インターナショナルスクール(広島)
受験方法
試験はCollege Boardが運営しています。
申込みは以下のサイトからオンラインで行います。
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