この記事では、オーストラリアのワーキングホリデー(ワーホリ)ビザの申請方法について説明しています。
(注意)ビザの申請手続きや必要な書類は変更されることがあります。実際に申請するにあたっては、必ず、オーストラリア移民・市民権省のウェブサイトの最新情報を確認してください。
オーストラリアのビザ申請に関する最新情報
- 2024年7月1日:ワーキングホリデーのビザ申請料金がAU$650に変更されました。
- 2023年7月1日:ワーキングホリデーのビザ申請料金がAU$635に変更されました。
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザ情報
オーストラリアの場合、ワーキングホリデー・ビザでオーストラリア滞在中に一定の条件を満たすと、2回目のワーキングホリデー・ビザ、3目のワーキングホリデー・ビザの申請が可能になります。
オーストラリアのワーキングホリデーの内容
- 期間:12ヶ月
- 申請料金: AU$650(2024年7月1日改定)
- オーストラリアで短期間の仕事をして休暇の費用を捻出することが可能(通常は同一の雇用主の元での勤務は6ヶ月まで)
- 就学は最長4ヶ月(17週間)まで可能
- 期間中は、何度でもオーストラリアを往復することが可能
- 所定の労働を3ヶ月以上した場合、2回目のワーキングホリデービザを取得することが可能
- 許可した日から12ヶ月以内にオーストラリアに入国することが必要。この期間の延長や延期は不可
- ビザはオーストラリアに入国した日から有効になり、12か月間の滞在が可能
- 就労した場合、所得税の支払いが必要
- ビザをパスポートにデジタルでリンクさせるため、パスポートにラベルが貼られることはありません。
オーストラリアのワーキングホリデーの応募資格
オーストラリアのワーキングホリデーの応募資格は次の通りです。
- 日本のパスポートを保持
- オーストラリア滞在中に働くことができる
- 18歳以上30歳未満
※30歳の時にビザを申請すれば、31歳になった場合でも、ビザを交付されます。
※1回目のワーホリだけでなく、2回目、3回目のワーホリも申請時は30歳であることが必要。 - オーストラリア国外からのオンライン申請
- 扶養している子供を同伴しない
- 以前にサブクラス417または462のビザでオーストラリアに入国したことがないこと。過去にサブクラス417ビザでオーストラリアに入国したことがある場合は、セカンドワーキングホリデービザを申請
- 最初の滞在費として約5,000オーストラリアドルを持っていることの証明が必要
- 上記とは別に帰国便の運賃があることの証明
- 健康上の要件を満たしていること
- 犯罪歴がないこと
- 過去にビザがキャンセルされたり、拒否されたことがないこと
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザの申請方法
基本的には、オンラインで申請をします。ただし、状況により健康診断が必要になることがあります。
手順1:ImmiAccountの作成
オーストラリア移民局のサイトで、ImmiAccountを作成します。
- 以下のサイトにアクセスします。
ImmiAccountはここから作成 - 画面左下の「Create ImmiAccount」をクリックします。
- 氏名、電話番号、メールアドレスなどを入力します。「Continue」をクリックして、次に進みます。
- パスワードを設定し、セキュリティのための質問と回答を設定します。必要なチェックをしたら、「Submit」をクリックして、送信します。
※質問と回答を忘れないように、必ず控えておきましょう。 - アカウントが作成されます。「Continue」をクリックして、次に進みます。
- アカウントが作成されたら、移民局からメールが届きます。メール内にあるリンクをクリックして、メールアドレスが正しいことを確認します。
- メールアドレスが確認されると、メールアドレス認証の画面が表示されます。
手順2:申請書の作成と必要書類のアップロード
- ImmiAccountにログインします。
- 「New Application」を選択します。
- リストから申請書を選択します。ワーキングホリデービザの場合は「Work & Holiday」に続いて、「First Working Holiday Visa (417)」を選びます。
- 規約(Terms and Conditions)を読んで、「I have read and agree to the terms and conditions」をクリックして、規約に同意します。
- 画面の質問にしたがって回答を入力していきます。すべての質問への回答が終わると、確認画面となりますので、入力した内容に間違いがないかどうか確認します。
- 確認が終わったら「Next」をクリックして、必要書類をアップロードする画面に進みます。
- パスポートのコピーおよび英文の残高証明書をアップロードします。
「Choose Files」をクリックしてファイルを選択し、「Attach」をクリックすると、書類がアップロードされます。 - 「Submit Now」をクリックして、申請を確定させます。
※ImmiAccountで書類を保存できる期間は最大30日間です。30日以内に申請を完了しなかった場合、アップロードしたファイルは自動的に削除されるため、再度アップロードする必要があります。
手順3:ビザ申請料金の支払い
ImmiAccountで必要な情報を入力し、必要書類をアップロードしたら、最後にビザ申請料金をクレジットカードにて支払います。
申請完了後に表示されるTRN番号(Transaction Reference Number)は必ず控えておいてください。
手順4:ビザレターの受領
申請が許可されると、移民局から「Visa Grant Notification」と記載されたメールが届きます。添付されているレターは大切に保管しましょう。
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請料金
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザの申請料金は以下の通りです。
申請料金はクレジットカードで支払いますが、クレジットカードの種類により別途手数料がかかります。
ビザ申請料金 | AU$650 |
クレジットカードの手数料 | MasterCard (including Debit MasterCard) – 1.40% VISA (including VISA DebitCard) – 1.40% American Express (AMEX) – 1.40% Diners Club – 1.99% JCB – 1.40% |
オーストラリアのワーキングホリデーのビザ申請に必要な書類
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザの申請に際して必要になる書類は以下の通りとなります。
尚、アップロードする書類の種類とサイズについては、パスポートのコピーの場合はJPGファイルで最大500KBとなります。その他のファイルは最大5MBで、JPG以外にDOCやPDFファイルなどが使えます。
- パスポートのカラーコピー(JPGファイル、最大500KB)
- 戸籍謄本および英語の翻訳
- 英文の残高証明書(生活費としてAU$5,000+往復航空券をカバーする金額があること)
健康診断について
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザの申請にあたり以下の条件に該当する場合は、指定病院にて、健康診断を受診する必要があります。健康診断が必要な場合、ビザ申請後、ImmiAccountにその旨が表示されます。
- 過去5年以内に結核ハイリスク指定国に3ヶ月以上滞在している場合
- 医療機関(病院・老人ホーム、養護施設など)での研修や就労の予定がある場合
- 育児期間(幼稚園・保育所・託児所など)で研修や就労の予定がある場合
- 教育機関において3ヶ月以上活動をする予定がある場合
- 妊娠中で、オーストラリア国内で出産の予定がある場合
オーストラリアのワーキングホリデー・ビザの審査にかかる所要時間
オーストラリアの移民局のサイトで、ビザ審査にかかる所要時間の統計を確認することができます。
■ ビザ審査にかかるProcessing Timesを確認するにはここをクリック
発行されるワーキングホリデーのビザレターのサンプル
ビザ申請が許可されると、次のようなビザレター(Subclass 417)が発行されます。