この記事では、2024年のアイルランドのワーキングホリデー・ビザの申請方法について説明しています。
(注意)ビザの申請手続きや必要な書類は変更されることがあります。実際に申請するにあたっては、必ず、駐日アイルランド大使館のサイトの最新情報を確認してください。
アイルランドのワーキングホリデーの概要
ワーキングホリデー・プログラム(ワーホリ)は、アイルランドと日本の両政府が主導するプログラムで、日本の若者がアイルランドで最長1年間の長期休暇を取得し、その間に就労することができます。
このプログラムの目的は、日本人にアイルランドの文化、風景、人々を体験する機会を提供すると同時に、働きながら英語を勉強する機会を提供することです。
アイルランドのワーキングホリデーの内容
- アイルランド滞在期間:最長12ヶ月
- 就労:フルタイムでの就労が可能。仕事の種類に制限なし
- 就学:パートタイムまたはフルタイムでの就学が可能
アイルランドのワーキングホリデーの応募資格
アイルランドのワーキングホリデーの応募資格は次の通りです。
- 日本国籍
- 申請書受理時点で年齢が18歳以上30歳以下
- 有効な日本のパスポートを所持
- 現在日本に居住(申請時を含む)
- アイルランド滞在費に十分な資金を保持(※50万円以上)
- 滞在期間をカバーする海外旅行保険に加入すること
- ワーキングホリデーでアイルランドに行ったことがない
- 配偶者や扶養家族を同伴しないこと(※配偶者に申請資格がある場合は、それぞれ申請することは可能。)
- 滞在期間を延長したり、在留資格の変更をせず、期間終了後は必ず出国すること
- 肺結核などの深刻な病気を患ったことがないこと
- 有罪判決を受けたことがないこと
- 麻薬の常用または取引をしたことがないこと
- いかなる国でも入国拒否や出国命令を受けたことがないこと
ワーキングホリデーの申請受付期間 – 2024年
第1回申請受付期間 | 2024年1月15日(月)~2月9日(金) |
第2回申請受付期間 | 2024年7月16日(火)~ 8月2日(金) ※2024年10月1日~2025年3月20日の渡航予定の方が対象 |
ワーキングホリデーのビザ申請方法
アイルランドのワーキングホリデーのビザ申請方法は次の通りです。
ステップ 1:メールで応募
- 申請書を英文で記入します。
申請書は、以下のページからダウンロードすることができます。
https://www.ireland.ie/ja/japan/tokyo/services/visas/working-holiday-programme/ - 作成した申請書を添付ファイルでメールで提出します。この時点で写真の貼付は不要です。提出先のメールアドレス:workingholiday.ie.jp@vfshelpline.com
- 申請受付期間終了後に、申請結果がメールで届きます。申請許可メールを受領したら、必要書類を提出します。
ステップ 2:必要書類を郵送
申請許可をメールで受領したら、必要書類を書留にて、合同会社VFSサービシズ・ジャパン宛に郵送します。必要書類は以下の通りです。
- 申請許可のメールをプリントアウトしたもの
- 申請書および写真 2枚 (6ヶ月以内に撮影したもの)
ステップ1で作成した申請書をプリントアウトして、写真1枚を申請書に貼付。もう1枚は同封。写真は6ヶ月以内に撮影したもの - パスポート(原本)
アイルランドを出国する時点で有効期間は6ヶ月以上が必要(アイルランドでの滞在期間+6ヶ月) - パスポートのコピー
顔写真のページとスタンプが押印されているページのコピー - 履歴書(英文)
A4サイズ1枚程度 - 英文の卒業証明書(原本)
最終学歴の卒業証明書。現在学生の場合は英文の在籍証明書でも可 - 英文の残高証明書(原本)
50万円以上の残高のある本人名義の残高証明書。申請の1~2ヶ月以内に発行されたもの - 英文の海外旅行保険の証明書(原本およびA4コピー1枚)
滞在する全期間をカバーする医療保険証券または付保証明(=加入証明書) - 航空券(原本およびA4コピー1枚)
片道航空券または往復航空券。E-チケットや予約確認書可 - 補足申請フォーム、申請料振込控え
申請許可の下りた方にのみ案内があります。申請料金は16,200円です。 - 返信用のレターパックプラス
宛先に自分の住所と氏名を記載したレターパックプラス(520円)
<必要書類送付先>
〒104-0045
東京都中央区築地 5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス 8 階
合同会社 VFS サービシズ・ジャパン
アイルランドワーキング・ホリデープログラム係
ステップ 3:許可証の受領
申請が許可されると、ワーキングホリデー・オーソリゼーション(許可証)が発給され、パスポートと共に返送用のレターパックにて返却されてきます。許可書の発給には1~2ヶ月かかります。
また、許可書の有効期限はアイルランド入国より最長1年となります。
尚、アイルランド入国時の滞在許可スタンプ期限内に、アイルランド入国管理局にて在留カード(IRP)を取得する必要があります。
英文の履歴書のサンプル
英文の履歴書は、ビザ申請用ですので、英文のカバーレターや職務経歴書までは不要です。A4の用紙に1枚で収まるように、個人情報、職歴、学歴を記入してください。
職歴については、現在、大学生という場合、主なアルバイトやインターンのみの記入で構いません。バイトをしていなければ職歴はなくてもOKです。現在、社会人という場合、正社員だけでなく、アルバイトや派遣についても、職歴として記載してください。
以下を英文履歴書のサンプルは、クリックして拡大表示ができますので、参考にして作成してください。
(注意:実際の就職活動の際は、ビザ申請用の簡易的な履歴書だけでなく、英文のカバーレターや職務経歴書も用意しましょう。)
アイルランド入国後の手続き
ワーキングホリデーでアイルランドに入国した後は、以下の手続きが必要になります。
在留登録(外国人登録)
アイルランド入国後、滞在許可スタンプ期限内にアイルランド入国管理局にて在留登録をすることが義務付けられています。
- 登録の予約をします。
https://www.irishimmigration.ie/burgh-quay-appointments/ - 予約ができると、メールが届きます。メールには持参する必要書類の一覧が記載されています。
- 予約日時に、必要書類を持参して、入国管理局に行きます。受付でチケット番号をもらって呼ばれるまで待ちます。
- 順番になったら、必要書類を提示し、写真と指紋を取り、申請料金を支払います。
- 10営業日程度で、IRPカードが郵送で届きます。
<必要書類>
- パスポート
- ワーキングホリデー許可証
- 英文の海外旅行保険の証明書
社会保障番号取得
アイルランドの社会保障番号はPersonal Public Service(PPS)番号と呼ばれています。Department of Social Protectionのサイトに記載された方法で申請手続きを行います。
税務局への登録
アイルランドの税務局(Revenue)に就労者として就労情報の登録を行います。就労の開始時から税金を正しく納付することができ、税額控除証明書(TCC)の表示が可能です。
ダウンロード・コーナー
アイルランド大使館が発行しているワーキングホリデー・ガイドには、応募資格、申請方法、宿泊施設、英語の学習、アイルランドでの仕事、入国後の手続き、よくある質問など、アイルランドでワーキングホリデーをするにあたっての情報が記載されています。ダウンロードして、読んでみましょう。