夏休み中は日本人の学生であふれかえっていましたが、その時期を過ぎれば生徒の出身国のバランスが取れた、とても国際色豊かな学校でした。学校内には一応母国語禁止のルールがありますが、それほど厳しくはなく、かといって甘過ぎもせず、私にはとても合っていました。また、スタッフや講師の方々がとても親身に生徒たちのケアをしてくれ、とても助かりました。

文法も会話も一番下のクラスからのスタートだったので、宿題が特に難しいと言うことも、授業が理解できないと言うこともありませんでした。初めのころは、中学１年生レベルの文法でも、いざ日本人以外との会話になると頭が真っ白になって、「３単元のＳ」すら出てこない有様だったので、知識として頭で理解するのと実際にその知識を使いこなせるようになるのはずいぶん違うのだと実感しました。もっと厳しくて難しいほうが「勉強した！」と言う満足感があったのかもしれませんが、たぶん最初から授業についていけないようでは、途中で学校が嫌になっていたと思います。授業の質は講師によって違うので一概には言えませんが、私は運よくとてもよい講師陣に恵まれました。

日本人：2～3
韓国人：2～3
中国人：1～2
サウジアラビア人：2～3
ヨーロッパ系：1～2
南米系：4～6
合計：13～15名

とても親切で、特に厳しいハウスルールがあるわけでもなく、快適に過ごすことができました。ただ、私のプランでは昼食が付いてなかったので、毎日外食だったのが金銭的にも英語で注文しなきゃならないということも、厳しかったです。

学校に通っているときは、毎日与えられたことをやっていればよかったので、充実していたし「頑張っている」気分になっていられました。でも、出発前は学校が終わってからのことを明確にイメージしていなかったので、突然やることがなくなって、しばらくは戸惑いました。学校が終わった後のことも明確にビジョンを描いておくべきだったなと思っています。

短期の滞在の場合は、現地にオフィスがなくてもそれほど不都合は無いと思いますが、長期の場合は、やはり現地にオフィスがあるほうが安心だと思いました。短期の場合は、学校の入学手続きと現地での滞在先を確保してくれれば後は何とかなります。でも、長期の場合は生活に必要な情報(どのスーパーが安いとか、どこでどんなイベントがあるとか、税制の変更点とか…）の交換場所としての役割を、現地のエージェントのオフィスは担っています。会員に限りコピーやプリントアウトを無料サービスしている場合もあり、レジュメを印刷するときなどは、現地にオフィスのあるエージェントの強みを実感しました。出発前は、小野さんにとても親身に相談にのってもらい大変感謝しています