イギリス

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国・都市情報

イギリス

  • 世界最高レベルの教育
  • 他の英語圏の国よりも日本人留学生が少ない
  • 手軽にヨーロッパ旅行ができる
  • 古き良き伝統文化と最新の流行
  • 多文化国家

イギリスの基本情報

イギリスに留学する前に、基本情報については確認しておきましょう。

面積 24.3万平方キロメートル(日本の約3分の2)
人口 6,708万人(2020年)
首都 ロンドン
民族 ゲルマン民族系イングランド人、ケルト系スコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人
言語 英語(ウェールズではウェールズ語、スコットランドの一部ではゲール語)
宗教 英国国教会(the Anglican Church)
政体 立憲君主制
産業 自動車、航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学、石油、ガス、金融
通貨 スターリング・ポンド

イギリスの学校一覧

イギリスの人口

イギリスの人口都市トップ15は次の通りです(2022年)。

ロンドン 7,556,900人
バーミンガム 984,333人
リバプール 864,122人
ノッティンガム 729,977人
シェフィールド 685,368人
ブリストル 617,280人
グラスゴー 591,620人
レスター 508,916人
エディンバラ 464,990人
リーズ 455,123人
カーディフ 447,287人
マンチェスター 395,515人

イギリスの地図

イギリスの生活情報

イギリスはヨーロッパの北西部に位置する島国で、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで構成されています。イングランドはシェイクスピアとビートルズの生誕の地であり、首都ロンドンがあります。ロンドンは金融と文化の中心地として国際的に影響力が高い街です。イングランドには新石器時代の遺跡ストーンヘンジや、バースの古代ローマ時代の温泉浴場跡が残っている他、何世紀もの歴史を誇る大学があるオックスフォードとケンブリッジの街があります。

時差について

<夏時間>

・タイムゾーンの名称:BST イギリス夏時間
・協定世界時との時差:UTC+1
・日本時間との時差:JST-8

日本とイギリスとの時差は8時間です。日本の方が8時間進んでいます。

<冬時間>

・タイムゾーンの名称:GMT グリニッジ標準時
・協定世界時との時差:UTC+0
・日本時間との時差:JST-9

冬時間になると、日本の方が9時間進むようになります。

イギリスの気候

イギリスの春(3月~5月)は気候が変わりやすいです。暖かい日もあれば、強風が吹いたり、にわか雨が降ったりすることもありますので、羽織れるものや防水加工された上着を用意するのがおすすめです。

夏(6月~8月)は晴れて日差しの強い日が続き、気温は30度近くになります。ただし、朝晩は冷え込むこともあるので、やはり1枚羽織れるものがあると便利です。

厚手のコートは10月下旬頃から必要になってきます。冬(12月~2月)は日の出が遅く、日没は早くなり、厚手のセーターやコートなどが必要です。冬はしっかりと防寒してください。

イギリスの文化

イギリス(the United Kingdom)は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドという4つの部分から基本的に構成され、海外領土も保有しています。 グレート・ブリテンと呼ばれることもありますが、グレート・ブリテンはイングランド、スコットランド、そしてウェールズしか含まないので、正式名称ではありません。また例えば、そのグレート・ブリテン島とアイルランド島の間にあるマン島も、北欧バイキングの歴史を受け継ぎ独自の法律や経済を持ちますが、イギリスの一部です。

イギリスは、何世紀にもわたって様々なコミュニティが定住しており、文化が多様性に富んだ国です。

カリブ系やアフリカ系のグループを筆頭に、インド、パキスタン/バングラディッシュなどの少数民族グループや、多数の中国人、イタリア人、ギリシャ人、トルコ系キプロス人、ポーランド人、オーストラリア人、ニュージーランド人、アメリカ人、カナダ人なども住んでおり、近年は、東ヨーロッパ人の人口も多くなってきています。

イギリスは、優れた教育や英文学でも知られています。歴史あるオックスフォード大学や、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」が代表作の劇作家のウィリアム・シェークスピアは、世界的に有名です。

教育だけでなく、経済や貿易の中心としても、世界をリードしている国の1つとなっています。

イギリスの食事

イギリスには様々な民族が住んでいますので、多くのスーパーマーケットで、アジア、アフリカ、中南米などの食材や食べ物が手に入ります。インド料理、イタリア料理、中華料理、タイ料理などのレストランもあり、特にカレーは人気の料理です。

最近では健康志向も高まっており、自然(オーガニック)食品やグルテンフリーを多数扱うお店も増えています。菜食主義はイギリスで広く受け入れられているので、自分がベジタリアンならば外食で困ることはあまりないでしょう(ホームステイでは保証できません)。

また、イギリスで人気なのは、フィッシュ・アンド・チップス(魚のフライとフライドポテト)というファーストフードです。酢(ヴィネガー)をビシャビシャ、言葉通りたくさんかけると美味しいようです。有名な家庭料理は、サンデー・ローストと呼ばれる、一家のお父さん手作りのロースト・ビーフで、ポテト、温野菜、グレイビー(デミグラスソース的な)、ヨークシャー・プディング(大きいふわふわ)と一緒に出されます。一日のうちで一番しっかり食べるので、ランチの時間帯でもディナーと言っています。実はパブ(日本で言う居酒屋)でも、日曜限定のメニューだったりします。

スコットランドには、イングランドと異なり、ハギスという伝統料理があります。羊や子牛の内臓とオートミールやスパイスを切り刻んで羊の胃袋に入れた代物で、茹でたカブ (neep)とポテト(tattie)との3点セットとされます(Haggis, neeps and tatties)。テイクアウト専門のファストフード店に行けば、スコットランドでも首都のエディンバラでは少なくても、Deep-fried Haggis(油で深く揚げたハギス)が食せます。そういう店では Deep-fried Pizza にとどまらず、Deep-fried Mars bar(甘いスナックバーを油で揚げたもの)が健康的かはわかりませんが、1ポンドほどで挑戦できます。一方、菜食主義者のために近年発明されたベジタリアン・ハギスは、これまたスパイシーで美味しいです。

もちろん、紅茶(特にミルクティー)は、今も変わらず伝統的で人気のある飲み物です。イギリスの家庭やホテルなどでは、午後にサンドイッチやケーキなどの軽食・お菓子を取るアフタヌーン・ティーの習慣が残っています。しかしながら、近年のコーヒー人気は高まるばかりで、ロンドンを中心にアルチザン(職人的な意匠を凝らした)コーヒーショップは増えています。

(おまけ)
イギリス料理と聞くと「まずい」と、食べてもないのに言う人がいますが、実際とても美味しいです。マーマイトというイースト菌を醗酵したペースト(パンに塗る定番)や、ロンドンのテムズ川料理 Jellied Eels(ゼリーで固めた骨付き煮こごりウナギ) は食べる人を選ぶみたいですが、意外と美味しいかもしれません。

イギリスの生活

イギリスは、古くからの伝統があると同時に流行の最先端も行くユニークな国です。

また、ロンドンの様な世界的な都市もあれば、美しい景色でリフレッシュすることのできる田舎町、自然遺産、歴史的な建築物など、観光しても生活しても満喫できる要素が融合されています。

イギリスは、様々なジャンルの音楽が溢れている国で、ポップス、ロック、クラシック、フォーク、ジャズ、オペラなど、世界中の音楽を楽しむことができます。劇場や舞台芸術も昔から盛んで、伝統的な演劇やミュージカルなどを鑑賞する機会や、歴史のある博物館やアートギャラリーで、世界中から集まるコレクションを鑑賞する機会もたくさんあるでしょう。

スポーツも古くから盛んで、特にサッカーは国民的スポーツで大変人気があります。 その他では、クリケット、ゴルフ、テニスなども人気で、多くの人々が、観戦および実際にプレーを楽しんでいます。特にイギリス発祥のクリケットは、コモンウェルズ諸国(インドなど旧イギリス領だった国々)でも盛んです。そのためインドやパキスタン、バングラデシュ人たちと友達になると、イギリス人よりむしろ彼らとクリケットをプレイできるでしょう。ベースボールとルールが似ていることもあり、覚えれば男女を問わず楽しめます。

電圧・コンセント
通常220〜240V/50Hz
コンセント:BFタイプ(角型3ピン)

イギリスの教育システム

大学

イギリスには何百もの大学やカレッジがあり、世界で最高レベルの教育を受けることができます。
イギリスの大学に入学するには、イギリスまたは日本で13年間の教育を修了し、AレベルまたはBTEC National Diplomaと同等レベルの資格を持っている必要があります。大学のコースの種類には、Higher National Certificate(HNC)/Diploma(HND)、Foundation Degrees、ディプロマ、学士号、大学進学準備コース(University International Foundation Year)があります。
HNC/HNDは期間が1~2年の、職業訓練分野の高等教育コースです。様々な分野の勉強ができ、コース修了後には加入管理職レベルの仕事に就くことができます。また、学士号の初期課程と同レベルとみなされていますので、学士課程の2年目または3年目に編入することもできます。
Foundation Degreesは、2年間の職業訓練分野の高等教育コースです。学士号の初期課程と同レベルとみなされており、将来のキャリアや大学進学のための基礎を固めることができます。
ディプロマは2年間のコースで、主に社会学に関連する科目が開講されています。
学士号は、イングランド、北アイルランド、ウェールズでは通常3年、スコットランドでは4年で取得できます。
大学進学準備コースは、イギリスの大学への入学資格を持っていない留学生のためのコースで、英語や専攻する分野に関連する勉強をし、進学に備えます。
学年度は2月下旬から11月までで、プログラムによって2月と7月の年2回、入学が可能です。

専門学校

イギリスの専門学校は、職業訓練や大学入学資格を取るためのコースを提供しています。
コースの期間は2年までで、科学・技術、コンピュータ、アート・デザイン、社会科学、人文学などの幅広い分野のコースが選択できるようになっており、将来のキャリアや大学進学を実現するための知識やスキルを身に付けることができます。
AレベルやBTEC National Diplomaなどの資格は、大学への入学資格になります。
専門学校で取得できる資格の質は厳しく管理されており、イギリスの資格は世界中で高い評価を得ています。

語学学校

私立の語学学校では、フルタイムとパートタイムのコースや短期と長期コースなど、様々な種類やレベルの英語コースを提供しています。
ブリティッシュ・カウンシルという公的な国際文化交流機関があり、語学学校は規定のスタンダードを満たしているか、ブリティッシュ・カウンシルに定期的に監査を受けています。

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