ニュージーランド

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国・都市情報

ニュージーランド

  • 一定の高い水準を保った教育レベル
  • 授業料や生活費が他の国に比べて安い
  • 温暖な気候
  • 美しい自然
  • さまざまなアウトドアが楽しめる
  • フレンドリーな人々
  • 多民族国家

ニュージーランドの基本情報

ニュージーランドに留学する前に、基本情報については確認しておきましょう。

面積 27万534平方キロメートル(日本の約4分の3)
人口 5,127,200人(2021年12月NZ統計局)
首都 ウェリントン
民族 欧州系(70.2%)、マオリ系(16.5%)、太平洋島嶼国系(8.1%)、アジア系(15.1%)、その他(2.7%)(2018年国勢調査)
言語 英語、マオリ語
宗教 キリスト教36.5%、無宗教48.2%(2018年国勢調査)
政体 立憲君主国
産業 乳製品、肉類、木材・木製品、果実類、水産品、ワイン、羊毛類、水素を含む再生可能エネルギー事業、映画製作
通貨 ニュージーランド・ドル

ニュージーランドの都市一覧

ニュージーランドの人口

オークランド 417,910
ウェリントン 381,900
クライストチャーチ 363,926
マヌカウシティ 362,000
ワイタケレ 208,100
ノースショア 207,865
ハミルトン 152,641
ダニーデン 114,347
タウランガ 110,338
ローワーハット 101,194

(出典:2022 World Population Review)

ニュージーランドの地図

ニュージーランドの生活情報

ニュージーランドは南西太平洋に位置する国で、火山や氷河を有する 2 つの主な島があります。北島にある首都ウェリントンには、広大な国立博物館テパパ トンガレワがあります。同市にある印象的なヴィクトリア山は、南島のフィヨルドランドやサザンレイクスとともに、ピーター・ジャクソンの映画「ロード・オブ・ザ・リング」の架空の中つ国のロケ地として使われました。

時差について

<冬時間>

・タイムゾーンの名称:NZST ニュージーランド時間
・協定世界時との時差:UTC+12
・日本時間との時差:JST+3

日本とニュージーランドとの時差は3時間です。日本の方が3時間遅れています。

<夏時間>
・タイムゾーンの名称:NZDT ニュージーランド夏時間
・協定世界時との時差:UTC+13
・日本時間との時差:JST+4

サマータイムになると、日本の方が、4時間遅れるようになります。

ニュージーランドの気候

ニュージーランドに留学する場合に気をつけなくてはいけないのが季節。ニュージーランドは南半球に位置しているため季節は日本とは逆になります。

12〜2月が夏、3〜5月が秋、6〜8月が冬、9〜11月が春になります。

気候は温和で冬の気温は比較的穏やかですが雨が多く、夏は暖かく乾燥しています。
ただ「1日の中に四季がある」と言われるほど朝晩と日中の気温の差が激しく、気温差が10度以上あることも珍しくないので夏場に渡航される方でも上着は必需品です。

またニュージーランドは紫外線が日本の7倍と非常に強いので、夏の間特に午前10時から午後4時の時間帯は暑くてもシャツを着て肌の露出を避け、帽子をかぶりサングラスをかけまたSPF30以上の日焼け止めを2時間毎に塗り直すほどの対策が必要です。

気候は地域により大きく異なります。北の地方は亜熱帯性の気候がみられ、南方では冷たい風が南極から吹き付けます。

ニュージーランドの文化

ニュージーランドは北島と南島の2つの主要な島と多数の小さな島で構成されています。人口の約4分の3は北島に暮らしています。北島には首都ウエリントンがあり、政府機関が集中しています。南島は最も陸地面積の大きな島で「南半球のアルプス山脈」と呼ばれる南アルプス山脈がそびえます。温泉地が各地に点在し、クーンズタウンは観光・保養地として世界的にも有名です。

ニュージーランドに留学するとわかるのが、ニュージーランド人は温かいもてなしをするのが好きだということ。とてもフレンドリーで人々を歓迎するのが好きな民族です。

ニュージーランドの多文化社会は約1,000年ほど前のマオリ人到着を始めとして、世界の多くの国から多くの移民を受け入れてきた結果です。また19世紀中頃、イギリスはニュージーランドを植民地化しました。

現在ニュージーランド人は、ヨーロッパ、ポリネシア、アジア、アフリカなど数多くの民族的背景を持っています。

先住民のマオリ人は「タンガタ・フェヌア」または「土地の人々」と呼ばれています。2019年の調査によるとニュージーランドの人口の14.3%がマオリ系であることがわかりました。
ニュージーランドでは英語、マオリ語、手話(聴力障害者のため)の3つが公用語となっています。

とてもフレンドリーな国民性ですがプライベートなことを話すのは好きではないようです。人にもよりますがプライベートを重視している人と接する時は個人の収入や家族のことなど、立ち入った話題は避けたほうが無難です。

ニュージーランドの食事

留学する時に気になるのがその国の食事。ニュージーランドは牧草飼料で育つ子羊肉、鹿肉、牛肉の主要産出国です。乳製品、果物、野菜も豊富で比較的に価格も安くなっています。
レストランもカジュアルなカフェからフォーマルなレストラン、エスニック料理まで様々です。ショッピングモールには手頃な値段で色々な国の食事が楽しめるフードコートがあります。フィッシュ&チップスも手軽にテイクアウェイできる代表的な食べ物です。
またワイナリーが広がるニュージーランドはワインにも定評があります。

ローストされた子羊や鹿肉だけでなく蒸したムール貝、CNNで「世界一美味しい」と紹介されたり、ニュージーランド産のフレッシュな素材こだわったグルメなハンバーガーなども有名です。

先住民マオリ族の伝統料理ハンギは全国に湧き出る温泉や地熱を利用して野菜や肉を蒸し焼きにする料理ですがハンギを食べるツアーなどもあるので興味のある方はぜひお試しください。

ニュージーランドは昔からみんなで食べ物をシェアする習慣があります。バーベキューはもちろん袋に入ったポップコーンやポテトチップスも分けて食べます。ホームパーティーに呼ばれたり、何かのイベントに誘われた時はみんなでシェアできる食べ物を持って行きましょう。

ニュージーランドの生活

バンジージャンプやジェットボートの発祥地であるニュージーランドでは、アウトドアが非常に盛んです。

素晴らしい国立公園、美しいビーチ、風光明媚な川など自然に恵まれたニュージーランドでは、カヤック、マウンテンバイク、サーフィン、アブセイリング、パラシュート、イルカとの遊泳、洞窟探検などを楽しむことができます。

またニュージーランドの国民的スポーツはラグビーで、多くの人々がプレーを楽しみ、ニュージーランドの殆どのひとが観戦を楽しんでいます。
その他の人気スポーツとしては、クリケット、自転車、ホッケー、サッカー、ネットボール、乗馬、テニス、タッチラグビー、ゴルフ、バスケットボール、バドミントン、ボウリング、ヨット、バレーボール、スカッシュ、マウンテンバイク、トレールバイク、モータースポーツ、スキー、射撃、ボート漕ぎ、釣り、水泳、エアロビクスなどがあります。

アウトドアやスポーツだけでなく、映画館、アートギャラリー、美術館、博物館はどこの街にもあります。またニュージーランド交響楽団、ロイヤルニュージランドバレエ団、ニュージーランド弦楽四重奏団は頻繁にツアー演奏を行っています。

ニュージーランドの都市部ではほぼ水道水を飲むことができます。地域によって多少の変化はありますが日本と近い軟水です。虫歯率を下げる目的でフッ素が含まれているため家庭で浄水器を使う家族も増えています。郊外や小さな村などでは雨水をタンクにためて生活用水にしているのでその場合は注意が必要です。

自然が多いためか裸足になるのが好きな国民です。家では靴を脱いで裸足になる文化を持つ日本人には少し驚きかも知れませんが、公共の場所…公園や砂浜だけでなくショッピングセンターやスーパー、バスの中、公衆トイレでも裸足の人を見かけます。

「ロード・オブ・ザ・リング」のロケはニュージーランドで行われました。

身長、体重、距離、温度などの単位は日本と同じですが、熱量の表示がキロカロリー(kcal)ではなくキロジュール(KJ)になっています。
1kcalは約4.2KJです。

電圧・コンセント
通常240V/50Hz
コンセント:Oタイプ

ニュージーランドの教育システム

セカンダリースクール(中等教育)

ニュージーランドには400校以上のセカンダリースクールがありますが、その殆どは公立です。Year9〜13(13〜18歳)が対象で、日本の高校生がYear11〜13に相当します。Year11からNCEAという統一資格受験が始まります。Year11でNCEAレベル1を勉強し、Year13でNECAレベル3を勉強します。NECAレベル3を取得すると大学入学資格が得られます。

学年度は2月から12月までで4学期制になっていて、それぞれの学期間に休みが入ります。

大学

ニュージーランドには国立の大学が8校あり、学士号、修士号、博士号だけでなく学部や大学院レベルでのディプロマや優等学位(honours)の取得が可能です。全大学が商学、科学および文科系の科目を数多く設定し、各校が医学、工学、法学、コンピューター、農学、科学技術そして環境学といった得意分野を持っています。

全輸出額の70%以上が生物学を基盤とした産物であるため、人や動物医療、農学、園芸学並びに他の自然産品において世界に誇る生物科学業界を成長させてきました。バイオテクノロジーはニュージーランドでも一番伸びている分野です。

学年度は2月下旬から11月までで、プログラムによって2月と7月の2回、入学が可能です。

ポリテクニック(総合技術専門学校)

国立のポリテクニックが21校あり、学力・応用力両方の面で指導が行われています。美術、デザイン、漁業、海洋学、ツーリズム、サービス業等多数のコースが設けられており、社会に出て即戦力となることを目的としています。

またポリテクニックでは、サーティフィケートやディプロマなどの認定証レベルのコースから学位コースや大学院課程レベルのコースも提供されています。

語学学校

大学・ポリテクニック付属の語学学校として27校、私立の語学学校は100校以上あります。私立の語学学校は国立資格審査局(NZQA)の認可を受け、授業やコースの質が高水準を維持しているかどうかの保証をしています。

語学学校ではコースの選択肢が多く、最長48週間まで英語を学ぶことができます。

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