学校内は母国語厳禁でしたが、思っていたほどの緊張感はありませんでした。国籍や民族、年齢層も多種多様の人々が世界中から集まっているので、生活習慣や価値観など異文化を知る入口としても刺激的だと感じました。学校について上記で３と評価した理由については、幾分かコマーシャリズムを感じた部分があるからです。学校がボランティア活動でないことは承知していますが、営利追求がちらほら垣間見られたところは少し残念でした。例えば、初日はクラス振り分けのための筆記試験・面接とオリエンテーションが行われるのですが、それはILSCの校舎ではなく近隣の大学の講堂に移動して行われました。正確に数えることはできませんでしたが、入校者数はおそらく学校のキャパシティをかなり上回っていたと思われます。既に満席となっていた会場には、遅刻した生徒達が後から後から入ってくるのですが当然座れる席はありません。彼らは仕方なく床に座り込んでいました。しかし、面接試験に呼ばれて順番に席を立つ人がでるとすぐさまそこに移動してしまうのです。15分ほどして面接から戻ると、見知らぬ人が自分の荷物と一緒に座っている様子に戸惑う人が続出しました。私もその中の一人で、面接から戻ってきた時には座る場所がなく途方にくれてしまいました。 また、当日配られた予定表によると、午前中は試験とオリエンテーションの同時進行で、午後からは通常の授業が行われることになっていましたが、授業はありませんでした。クラス分けの作業を考慮するならばそれも仕方ないことなのですが、ひと言の説明もなかったのは残念でした。
私の場合はごく短期の留学だったので、たとえ1コマでも授業が削られるのはもったいないという気持ちでした。その他、金曜日は毎週午後の授業がなく、各自積極的に好きなアクティビティに参加してください、という時間割になっているので、そこでもやはり授業時間は減ってしまいます。もう少し長く滞在できたら、授業もアクティビティも両方楽しんで充実さも倍増だったのではないかと思います。

教師達は授業の事前準備を毎回きちんと行っていたことを覚えています。授業は一クラス最大１４人程度でしたので、教師も生徒も互いに十分な質疑応答または意見交換をすることができました。
感心したことに、私を担当した教師達は初日の1時間でクラスの全員の国籍と名前を覚えていました。

日本人：1（自身）
韓国人：1
台湾人：3
ヨーロッパ系：4
南米系：5
合計：14名

今回は滞在期間が短かったために、参加したのは2回だけです。
うち一つはナイアガラ瀑布への日帰り観光でしたが、これには少しがっかりしました。朝10時に学校ごとにまとまった合計6台の貸し切りバスで出発しました。 集合場所から現地へは約2時間ほどの距離なので、往復の所要時間と現地での観光、食事、自由時間等を加味しても、夕方5時頃には解散できると思っていました。 しかし、実際に解散したのは午後9時半過ぎでした。どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか?　それは、寄り道が多くて時間を無駄に使ってしまったからです。
肝心の瀑布見学は、ボートに乗り至近距離からの醍醐味を味わう趣旨のものでしたが、乗船までの待ち時間が長かったものの、実際の（乗船してからの）見学は20分程度だったと記憶しています。観光地ではよくあることですからそれは仕方ありません。大変だったのは、その日は一日雨だった上、滝の水しぶきを浴びて下船する時には全身ずぶ濡れ状態になってしまったことです。各自乗船前に使い捨てのレインコートをもらい、着用していましたが小柄な人にとってはほとんど役に立たなかったようです。私も身体を拭き、バスに戻って身体を温めたかったのですが、私たちを乗せてきたバスはなく....買い物希望者を乗せてアウトレットモールに行ってしまったため、買い物に参加しない人たちは3時間以上も強制的にそこでバスの帰りを待つ羽目になっていたのです。ここでの3時間は非常に大きなロスとなり、結局バスを待つ間は特にすることもないので、待ち合わせ場所の近くの土産物店で時間をつぶしました。
この日帰り観光は前日に申し込んであるにも関わらず、事前に当日のタイムテーブルが何も公開されていませんでした。 私たちが当日の予定表を配られたのはバスが走り始めてからのことです。その他事前に携行品についての注意喚起などあればありがたかったのですが、見事なまでに何もありませんでした。これはあまり親切ではありません。ナイアガラ見学と一緒にお買いものツアーが盛り込まれていて、しかも帰りが9時過ぎになると事前にわかっていたら、参加しなかったかもしれません。

もう一つはCNタワーの展望ツアーでした。これは学校から歩いて行かれる距離なので2時間ほどで終わりました。つい何年か前まで世界一の高さを誇っていたタワーからはトロント市内が一望でき、とても素晴らしかったです。展望室は2段階になっていて、それぞれ別料金のため最初の展望室で満足して帰る人が多かったようです。ちなみに私は高いところが大の苦手なので、更に上まで行こうなどとは考えもしませんでした。

学校は旅行会社をはじめ様々な機関と提携してアクティビティを企画・推進しています。校舎内での授業だけでは得られない貴重な体験ができるのでその点は評価できますが、ただ、出費もそれなりにかかるのでもう少し抑えられれば参加者も増えるのではないかと思います。同時にそれらを運営している機関に丸投げせずにきちんした内容説明を事前にしてもらえたらもっと楽しめたと思います。

立地条件は比較的良かったと思います。最寄りの地下鉄駅まで徒歩５分程度のダウンタウンで、周辺には大小スーパーマーケットや飲食店があり便利でした。
学校の手配で滞在したTown Inn Suites は築年数がかなり経っています。室内はクイーンサイズのベッドルームが２つあり、友人とそれぞれ一部屋使いました。ミニキッチンがついているので簡単な食事が作れるのは良いことなのですが、包丁が全くと言ってよいほど切れませんでした・・・あれはちょっとひどすぎ（笑）ます!!　せめてシャープナーを置くくらいの配慮はほしいと思いました。オーブンもかなり年代物で、故障していましたが、ひと通りの食器類と冷蔵庫もあるので居心地は悪くありませんでした。
wifiは使えますが有料です。部屋単位ではなく人単位での契約になっていてデバイス2台まで使えますが1日$14-ドル、1週間なら$50-ドル、と設定は高めです。長期滞在用の料金設定もありますが、もう少し考えてほしいところです。フロントの人たちは取り立てて特に友好的、という感じはありませんでしたが、こちらからの質問や要望には常に迅速に対応してくれました。また、室内は毎日よく清掃されていましたのでこの点は満足しています。

ホテル宿泊

徒歩

約23分（ちょうど良い運動量です）

オンタリオ州はカナダで唯一同性婚が法律で整えられていると聞いています。特に私が宿泊していたホテルはそのメッカに位置しています。故に街の至る所に同性のカップルを見かけましたし、空気が穏やかでした。その意味では女性にとって安心かもしれません。余談ですが。

お土産と嗜好品に10日間で3万円ほど使いました。

私は積極的に人と会話するタイプではないので初めはとても緊張していました。日本にいても一人で過ごす時間が好きなのに、果たして外国でうまくコミュニケーションができるのだろうか....と。しかし、緊張したのは初日だけでした。そこに集まっているのは全員が同じ目的、つまり英語を習得するために世界中からやってきた外国人だということ。当たり前のことですが、そう思った時に気持ちが楽になり、自分から進んでクラスメートに話かけるようになりました。年代も国籍もばらばらで、生活習慣ももちろん違います。ただ英語を勉強するだけではなく様々な文化の違いを知り、認め合えたことも素晴らしい勉強になったと思います。
今回は本当に短い期間でしたが次回は長期間で行きたいと思っています。

何から何まで親切・丁寧に対応していただき感謝しております。お世話になりました。
全ての対応が迅速なので驚きました。次回もよろしくお願いいたします。

友人の知人からの紹介です。

既に御社を通して留学している方からの評価が非常に高かったので。

今回は特にありませんが、これから出てくるかもしれません。