この記事では、2023年のマルタの学生ビザの申請方法について説明しています。(2023年7月現在)
(注意)ビザの申請手続きや必要な書類は変更されることがあります。実際に申請するにあたっては、必ず、マルタ移民局のサイトの最新情報を確認してください。
マルタの学生ビザについて
マルタに留学する場合、長期留学の方も含め、日本国籍の方は事前に学生ビザを取得する必要はありません。現地到着後に手続きをします。
入国に必要な書類
- パスポート(滞在期間プラス最低3ヶ月以上の有効期限があること、少なくとも3ページの空白ページがあること)
- 入学許可書
- 学費の支払証明書
- 滞在資金の証明書(英文の残高証明書)
- 英文の海外旅行保険の加入証明書または付保証明
- Eチケット(往復航空券。復路はシェンゲン国以外への便であること)
滞在期間が90日以内の短期留学の場合
滞在が90日以内の場合、特に手続きは不要です。
ただし、マルタはシェンゲン加盟国ですので、マルタに入国する前に他のシェンゲン域内に滞在していた場合、最初にシェンゲン域内の国に入国した日からの日数で計算する必要があります。シェンゲン領域でのビザなし滞在は、180日の期間内で最大90日間となっています。
滞在期間が90日を超える長期留学の場合
留学期間が90日を超える場合、マルタ現地にて長期滞在ビザ(D-Visa)を申請する必要があります。申請から発行までの所要期間は3~4週間ぐらいですが、8週間以上かかることもあるため、到着後すぐに申請されることをお勧めします。
現地での学生ビザの申請方法
イムシーダにあるビザオフィス(Central Visa Unit)で申請します。
日本で用意する必要書類
- パスポート
*滞在期間プラス最低3ヶ月以上の有効期限があること
*少なくとも3ページの空白ページがあること - 証明写真 2枚(1枚は予備)
*4.5 x 3.5
*背景が白であること
*自分で写真をカットしたものは不可 - 海外旅行保険の英文の加入証明書または付保証明
*留学期間をすべてカバーしていること
*補償額が€30,000以上であること
*補償額はユーロ建てで記載してもらうこと。ユーロ表記ができない場合はユーロで計算した別紙を添付 - Eチケット
*往復航空券で、復路はシェンゲン国以外への便であること - 英文の残高証明書
*本人名義の銀行口座であること
*海外のATMで引き出しができる口座であること
*有効期限は2ヶ月以内となるため、出発前2週間以内に発行された証明書を持参
*残高証明書の金額は、滞在費の領収書がある場合は1日あたり€18x滞在日数、領収書がない場合は1日あたり€30x滞在日数で計算
*残高は日本円に加えて、ユーロでの換算額を追記してもらうこと。ユーロ表記ができない場合ユーロで計算した別紙を添付 - 上記口座のキャッシュカードやデビットカード(マルタのATMで引き出しをができるカード)
- 入学許可書
- 学費の領収書
- 滞在費の領収書(あれば)
マルタで用意する必要書類
- ビザ申請書
- ビザレター(学校で発行してもらう)
- 英語力の証明書(選択したコースに申し込むのに十分な語学力があることを証明するもの)
- マルタ入国後のパスポートの全ページのコピー(スタンプのないページも含む)
- ATMの利用明細書(マルタで現金が引き出せることの証明)
- 滞在先確認書
ビザ申請料金
€70(2023年7月現在)
シェンゲン協定について
シェンゲン協定とは、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定のことです。
マルタはシェンゲン協定加盟国ですので、マルタに入国する前に他のシェンゲン域内に滞在していた場合、最初にシェンゲン域内の国に入国した日からの日数で計算する必要があります。シェンゲン領域でのビザなし滞在は、180日の期間内で最大90日間となっています。
尚、マルタで学生ビザを取得した場合、学生ビザの期限までにマルタおよびシェンゲン国から出国する必要があります。日本に帰国する際、マルタ出国後にシェンゲン国に乗り換え以外で入国することはできません。
シェンゲン協定加盟国(Schengen Area)
シェンゲン協定加盟国は次の26ヶ国です。
オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス