カレッジ留学日記−Whatcom Community College−卒業と大学編入

アメリカのカレッジ留学日記−Whatcom Community College

留学生の紹介

小野奈那さん
留学期間：2010/6〜2012/8（その後大学に編入）
ロケーション：ベリングハム（アメリカ・ワシントン州）
学校：Whatcom Community College→Western Washington　Universityに編入

自己紹介：2010年6月からwhatcom Community Collegeへ通っています。今はELSクラスをとっています。Community Collegeでは様々な国から、様々な目的で人々が来ているので流されずに自分の目標に向かって頑張りたいです。べリングハムは勉強に集中するのにとてもいい環境だと思います。

2010    JUN    SEP    OCT
2011    FEB
2012    AUG

コミュニティカレッジの卒業と大学編入

夏学期ももう終わりました。この学期で卒業なのでこれがワッカムでの最後の授業です。 夏は日本に三週間ほど帰って、BellinghamのWestern Washington　Universityに編入します。　 大体の大学は八月に授業が始まるようなのですが、この大学、というかWashingtonの大学は9月が多いようです。 編入の際、Toefl以外の試験はないのですが、Essayや書類などまた用意しなければいけないものはたくさんあります。　 さらに、大学の編入の願書提出の期限は遅くて6ヶ月前なので期限を逃すと大学によっては半年待たなければいけません。 そして、専攻によっては専攻別の窓口にも願書のようなものを提出しなければいけないので編入とその時期がかぶっている人、加えて授業をとっている人は忙しいと思います。 （TOEFLも願書と一緒にスコアを送らなくてはいけません）

引越しについても、編入先が遠いのであれば引越さなければなりません。 わたしは同じ町なので引っ越さなくても通えたのですが、大学の近くに引っ越すことにしました。　 ダウンタウンの近くでもあるので、なにかと便利です。引越しの作業は想像以上に大変でした。 日本のように引越し業者に頼む人はあまりいないし、トラックの貸し出しはありますが基本的にすべて自分でやらなければいけません。 たいてい友達や家族に手伝いをお願いする人が多いです。 私の場合、友達が手伝いを申し出てくれたのですが、私たちの前のアパートが家具つきだったため、家具の移動がなかったので大丈夫だろうと思い断りました。 なので彼氏と二人ですべて行ったのですが、時間はかかるし重い荷物を運んだりで疲れるしもう引越しはしたくないなと思いました。 それにデポジット+月の家賃を一度に払わなければいけないのでそれだけでも出費が二倍になるし、家具を買う場合もっとかかります。 デポジットは家賃と同じ位のお金を預けて、そのアパートを出るときにきちんと綺麗に掃除して、なにもダメージがない場合返ってきます。 日本の場合敷金礼金はたいてい返ってこないのが日本の引越しとの違いですね。

大学の専攻は始めのほうは変更するのは簡単ですが、どんどん単位をとるにつれ授業を取り直すのに時間がかかります。 最初に専攻の候補がある場合、いくつかに絞って基礎のクラスをとってみて早めに決めたほうが時間とお金の節約になると思います。 ワッカムのアドバイザーは頼りになるし面倒見がいいのですが、アメリカの大学は基本クラスを選ぶのに関しても自己責任です。 ある程度は自分のとりたいクラスや自分がとらなければいけないクラスを把握しておくのも大切です。 専攻によって必須の授業も違い、そのリストがあるのですがわたしも最初は見方がわからず、先輩に教えてもらいました。

インターナショナルの生徒は基本アルバイトをしてはいけません。ですがカレッジ内では可能です。 仕事がないという人もいますが、探してみれば日本語のチューターやピアメンター、コンピューターラブ、クリーニング、芝刈り、イベントの手伝い、などいろいろあります。わたしはピアメンターと日本語のチューターをしました。 ピアメンターを通してインターナショナルの新入生に会ったり、日本語のチューターを通してアメリカ人の友達をつくったりいい経験になりました。

北アメリカ、とくにワシントン州に来る人へのアドバイスとしては、秋から冬にかけて太陽の光があまりないのでビタミンDのサプリメントを摂取することをおすすめします。 北アメリカは鬱になりやすい地域というのも地元では有名なお話です。 実際わたしも実感しましたし、私の友達も鬱になりかけました。夏は湿気もなく最高の天気ですが、それ以外は雨も多く、映画トワイライトに出てくるような感じの天気です。 都会のように遊ぶ場所もたくさんあるわけではないので勉強には適しているのかな、と思います。

町の中の一番大きなモールがワッカムの近くにあるのですが、そこにはカナダから来る人も意外と多いです。 歯医者や医者はやはり高いです。彼氏は会社の保険に入っているのですが、それでも自己負担が一回の治療に250ドルでした。 虫歯を治すのに２回で500ドルでした。車も修理費が高いのでスパークリングプラグなど簡単なものであれば自分でなおしたりします。 やってみましたが意外と簡単でした。車や電気製品の修理はたまに大学やテクニカルカレッジなどで無料で修理してくれることもあります。 車の修理はまれですが電気製品はよくあります。大きい大学だと、車の修理を安い価格で行ってくれるところもあります。 二年はあっという間でした。入学してから卒業するまでやることもやりたいこともたくさんありました。 ワッカムはサポートもしっかりしているし校舎も綺麗だし勉強するのにいい環境だと思います。 さまざまな国の友達にも出会えたし、インターナショナルクラブのアクティビティでいろんなところに行ったり、いい思い出ができました。