高校英語教師の留学日記－シアトルのユースホステル

高校英語教師の留学日記

留学生の紹介

MEGさん

留学期間：2009/05～

ロケーション：サンディエゴ（カリフォルニア州）

学校：University of California, San Diego Extension (UCSD)

megさん自己紹介：日本では高校の英語教師ですが、同世代アラフォーの星・クルム伊達公子に触発され（？）、この度一念発起して、1年間の期間限定で学生に戻ることに。
2009年5月末から、カリフォルニア州のサンディエゴにあるUnivertsity of California San Diego Extension に通っています。最初はELI (English Language Institute) で4週間のCoversation Plus を受講し、現地の英語や生活に馴染んでいこうと思っています。6月末からは、6-Month TEFL Ceratificate Program を受講し、その後は世界一周旅行で人生経験値のupを図る予定。この1年で、英語教師として一回り大きく成長できるといいのですが・・・（体はしっかり成長中）。

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シアトルのユースホステル

5月15日（金）

夜の飛行機で、SFからシアトルに向かう。

深夜の飛行機を選んだのは、すばり安いから。今夜の約2時間のフライトは80ドル。同じ航空会社でも、昼の便なら100ドルも高い。フライトまで間があるが、SF訪問はこれで3度目なので特に行きたい所もなく、24ドルの湾岸観光船等で時間をつぶす。英語の解説が流れてくるが、雑音が多くて聞き取れない。

9:00pm過ぎSF発、11:00pmシアトル到着。目指すは、市の中心にある1泊30ドルのユースホステルだ。

しかし、そこまでの交通手段はどうしよう？市バスなら2ドル程だが、深夜なので、シャトルバンを選んだ。これは同じ方角へ向かう客が数人集まった時点で出発する相乗りのバン。32ドルと思いのほか高額だが、やむを得ない。受付の女性に名前を告げる。繰り返しスペルを言うが、どうしても聞き取ってもらえない。 Mezui と記された自分の名前を見て、「また英語が通じなかった」と少し落ち込む。

0:00am、やっと名前が呼び出された。

乗客は5人・・・のはずが1人いない。「少々お待ちください」と言い残し、運転手がその1人を探しに行く。20分経過。とうとうその客は見つからず、運転手が戻ってくる。そして、カーナビに乗客の住所を入力しながらこう言った。「まだこの街に越して来て1年なんです。まだ仕事に慣れてなくて・・・。」

やや不安を感じつつも、0:30amやっとバンは出発した。30分でホステルに着くはずだ。順調に市の中心部に入り、1人目の客のホテルに到着。

「次は私かな？」---　

しかし、バンは市街地から離れ、住宅街へ。2人目の客が降り、家の中へ姿が消えた。と、その時、運転手が声を上げた。

「ごめんなさい。Mezuiさん、あなたの目的地をナビに入れ忘れていました」---

「何っ！？」不安的中！　じゃあ、私ともう1人の女性客、次に送ってもらえるのはどっち？　女性は主張した。「私は、明日朝も早く起きなきゃいけないの。私を先に送って！」　運転手「ここからならMezuiさんのホステルの方が近いんですけど・・・」　女性客「私が先よ」　--- 私は気弱なニホンジン「・・・最後でいいです」とつい言ってしまった。　

日本出発前の知人の言葉がよみがえる。

「娘がシアトルにいますから、空港まで迎えに行かせますよ。ここに電話してください。」 --- あ～、ご好意に甘えておけばよかった・・・と思っても後の祭り。

普通なら空港から30分のはずが、1時間30分。ホステル到着は2:00amだった。「無料にしてください」と言いたかったが、この頃には運転手も逆ギレ状態。それも出来なかった。

シアトルのユースホステル 2段ベッドが3台ある部屋で、私のベッドは上の段。他の人を起こさぬよう、電気も点けずに直立のはしごをよじ登り、やっと就寝。